2010年11月16日

老い日記[243]――生誕18,811日/禁煙196日目

 夕方からリーディング公演の稽古。実質的には今日が最後の稽古だというのに、やはり演技の授業になりつつも、しつこく修正をどんどん加えていく。
 テネシー・ウィリアムズを演出するのは今回初めての経験だが、『風変わりなロマンス』は、はるか30年以上も前、高校演劇の宮崎県大会で6連覇をかけてT高校が上演したのを観たのが最初。主演の男子高校生(K君)がめちゃくちゃ上手かったという記憶が今なお鮮明にある。なんて「大人な芝居なんだ」とも思ったのだが、この歳になって改めて取り組んでみるとテネシー・ウィリアムズの話が暗い、重い、やるせない。芝居に夢中になり始めた思春期の頃と、今や初老に差し掛かろうとする人生終わりかけの今と、やはり作品から受ける印象には雲泥の差がある。そのことを考えれば、目下必死に格闘している20代の研修生たちがこの「やるせない世界」をリアリティを持って受け止めるのは至難の業だろうなとつくづく思う。
 今日も10時までしっかり稽古して、疲れ果てて帰宅。なかんか回復しない体力を恨めしく思いながら、これだけ体力を消耗し、精神的にも必死にやって、果たして報いとなる成果は得られるのだろうかと、別の意味で「やるせない」思いに駆られている。  
ハリーポッター.jpg
ん? この汚れた顔はチリの炭坑者をイメージした何かのキャンペーンポスターか?と思って近づいたら『ハリーポッター』だった。主役の彼も既にオッサン。俺も年取るはずだ……。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記