2011年03月16日

老い日記[363]――生誕18,931/禁煙316日目

 午前中、書き物仕事に精を出しているところに、新国立研修生で今回演出助手も務めるKから電話。事務連絡の後、ちょっと代わりますと電話に出た別の研修生男子が「僕も東京を一時離れることにしました」とこれまた事務的に言う。「えー、おまえ昨日、俺は頑張りますよって断言してたじゃん」「昨日はホントにそう思ってたんです」「それがひと晩で180度ひっくり返るんだ」「すみません」……。唖然としたまま、午後の劇団協議会の総会のため池袋に向かうと、さらに別の研修生女子から留守電が入って、「急なんですけど、私も香川へ行くことにしました。直接会ってお話ししたかったのですが、もうすぐ出発するので」……。いやはや、恐怖心が募るのはわかるが、それにしても。ただただ唖然。やはり研修生はモラトリアム。責任とは無縁ということか。
 いつもより本数の少ない地下鉄を乗り継いで辿り着いた池袋。午後1時から日本劇団協議会総会。計画停電の影響で出席がかなり少ないかと思いきや、それなりに出席者がいて、さすがに責任ある大人は違うと思う。総会後の演劇人懇談会「文化庁の助成制度について」にはさらに多くの人が出席して、お金が絡む問題になるとさらに違うと思い知る。
 
 その懇談会を途中退席して初台へ。13人の研修生のうち5人も東京から避難し自主降板するという前代未聞の出来事に、今後どうするかを話し合う。なんだか対応策のミーティングばかりに時間を取られて、仕方がないとはいえ、稽古のできないもどかしさに苛立つ。結局、残った8人で一部キャスティングをし直して上演に突き進むこととなったが、大丈夫なのか『オールド・セイブルック』。この芝居以上に現実は不条理な事態に陥りつつあるぞ。
 
 帰宅してメールチェックすると、福島県いわき市在住のIさんから「無事です!」とメールが。地震発生以来まったく連絡が取れず本気で心配していたのだが、ほっとひと安心。だが、Iさんからのメールは切実で、なんだかんだ言って、まだ稽古ができている我が身は平和ボケなのかと複雑な気になる。
「オールド・セイブルック」稽古場.jpg 
『オールド・セイブルック』の稽古場。幻の公演に終わるのか?
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記