2011年05月01日

気持ち悪いだるさ。――[409]生誕18,977日

 目覚めれば頭がどんより。でも風邪ではない。そう我が身に言い聞かせるものの、妙なだるさが体から取れない。筋肉の疲労というより内臓が言うことを聞いてくれない。そんなイメージなのだが、ホントに妙な嫌な感じのだるさなので、たまりかねて昼前から少し横になる。だが気持ち悪さはそれでも消え失せてくれず、結局、稽古はウォーミングアップをパスしてしまう。
 もしや、これはまた我が身に癌細胞が体内に出現したのではないか? ――と妄想だけはたくましくなるが、思い返せば急性胃腸炎の延長で胃カメラ検査をしたのが去年の3月4日、癌発症を通告されたのが3月19日(この「老い日記」のスタート日)、そして癌の切除手術が5月12日。いつのまにか約1年が経過しているわけで、この間に新たなる癌が発生していたとしても何の不思議でもないのかもしれぬ。
 などと鬱々たる気分でいたのだが、芝居の稽古を進めるうちに徐々に元気を取り戻す。体の内側に溜まっていた毒を「ダメ出し」という毒に変えて遠慮なく吐き出したのがよかったのかもしれぬ。やはり役者に煙たがられようと、人でなしと罵られようと、稽古で毒は吐かねばならぬのだ、我が身のためにも。と、演出家は固く心に誓う。
 などと自己チューに考えてしまうのも、目下稽古中の『又聞きの思い出』に出てくる人物が皆、恐ろしく自分勝手で愚かな大人ばかりなので(だからこそ、この上なく魅力的なのだが)、どうやら我が身もこの人物たちに感化されているのだから自己チューも仕方ないと、何かを間違って理解している演出家は自分勝手な我が身を今日も独り慰めている。
震災チャリティー.jpg
街角で大震災チャリティーの演奏パフォーマンスに出くわす。吹き荒れる善意の嵐は自己チューではないよね?
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記