2011年07月17日

ドS魂に火がつく。――[486]生誕19,054日

 広島で常宿にしているホテルの朝食会場は眺めのいい15階にあり、大きな窓からはいつも「原爆ドーム」が見える。このドームが今年は見るたびに福島第一原発とオーバーラップして、いつになく目が釘付けになる。今までそんな連想したこともなかったのに。日本は今、二度目の被爆に見舞われているわけだが、やはり「原発にはNOを!」。物言わぬ原爆ドームはそう語りかけてくる。
 「んじゃあ、電力不足はどうする」「産業界は大打撃だぞ」。原発推進・容認派の意見も理解はできるが、万が一の際の犠牲はあまりにも大きい。そして万が一が起きてからでは産業界どころではない、国全体が取り返しのつかないことになる。その想像力だけは麻痺させたくない。
 
 今日も10時から戯曲講座、2時から演技講座。ようやく決めた「DOCS」8月公演の脚本を発表すると、途端に実力で勝る女子組面々の顔が凍りつく。そりゃそうだ。実力が全然劣るのに、決めた脚本は男子中心の男子の物語だから。メインキャストの数も圧倒的に男子が多い。そりゃあ、女子はむくれるわ。
 だが昨年までずっと女子中心の脚本を上演してきたわけだし、今年は男子に大いに成長してもらいたい。そんな願いを持って決めたのに、肝心の男子どもは「よっしゃあ!!」と雄叫びの一つもあげもせず、「いいんでしょうか、僕らで……」と不安顔で戸惑いだけを全面に押し出してくる。
 あまりの不甲斐なさに、めらめらとドS魂に火がついた演出家は、その後はオーディションだったにもかかわらず、男子一人一人に檄を飛ばす。「誰に言ってる?なんでそんなにボソボソ喋るんだ?」「おまえは自分が気持ちいいだけだよ、セリフってのはすべて他人のためにあるんだよ」「ごっこはやめてくれ」「頑張れオレはやめてくれ」「ハイもう一回!!」……。
 オーディションという名の罵詈雑言稽古を8時に終えて、それからキャスティングのために再び大人チームは居酒屋へ。今日もまた長引くかと思いきや、配役は割とあっさり決定。
 ところが、ひと段落してみんな安堵したのか、そこから下ネタ満載の馬鹿話でいつまでも盛り上がり、結局ホテルに戻ったのは午前様。ふう。お疲れ様。
写真展にイチロー.JPG
広島市南区民文化センターの写真展になぜかイチローの勇姿が。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記