2011年09月28日

なんの安堵感もない。――[559]生誕19,128

 朝10時から場当たりの続き。もうホントに後がないので、転換にしても移動パネルの立ち位置にしても俳優の動線にしても、ここで演出家があれこれ迷いながら進んでいてはダメとオノレに言い聞かせつつ、ほとんど勘だけでずんずん決めていく。それでも今回は実寸での稽古が十分にできていないので、道具入れ替えの転換は何度も段取りを取り直さなきゃならなくて、やはり時間は全然足らず。
 ようよう場当たりが終わってみれば、午後4時近く。なんと3時間後には初日開演。結局、ゲネプロなしで本番突入という恐ろしい事態に。プロデューサーNさんは「いっそ公開ゲネプロにしますか?」と言うが、今さらそんな逃げは許されないだろうと覚悟を決めて幕を開けることに。
 とはいえ、段取りが多いのにみんな覚えられたのだろうかと演出家は不安でいっぱい。それでも、いやいや全員プロなんだから、なんとかなるさとまな板の上の鯉となって腹をくくる。
 
 結果。どうにもなりません。プロでも覚え切れません。幕は開くには開いたが芝居はぼろぼろ。ああ、公開ゲネプロにすればよかったと後悔しきり。(シャレではありません)
 まともな芝居をお届けできず、本日足を運んでくださったお客様、誠に申し訳ない。ああ、胸が痛む。
 終演後、主要スタッフと居酒屋に流れ、改めてきっかけや善後策を頭から確認。バカ話などする余裕もなく、ひたすら台本の頭から一つ一つチェックしていく。(もちろん演出家のドリンクはウーロン茶)
 帰宅は当然ながら午前様。初日が終わったというのに、なんの安堵感もない。こんな気分、初めて。疲労は倍増。
花屋?.JPG
花屋? いえいえ、初日に届いた花の数々。皆様、ありがとうございます。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記