2012年02月24日

K先輩が死んだ。――[708]生誕19,277日

 未明に、長崎に住む大学時代のK先輩が死んだ。突然死、だったらしい。連絡をくれたTさんは昨夜、一緒に飲んでいて、みるみる様子がおかしくなったK先輩を救急車で病院に運んだらしい。さぞやTさん、慌てふためき、挙げ句に自分を責めているのではなかろうかと、そちらも心配になる。

 以下、我が身が送った弔電。

 死んじゃったんだぁ、Kさん。唖然とするしかないですよ。Kさんとは大学の演劇部で出会いましたね。私は今では芝居を職業にしている身ですが、その原点の一つは大学時代のあの出会いにあったのだと今でも思っています。でも実はKさんからは芝居というより、生き方を教えられたような気がしています。「人に優しくするとは、どういうことか」「仲間をまとめるためには、何が必要なのか」「譲れないときには、どう自分を貫くのか」。いつもKさんの背中を見ていました。ある日の真夜中、大学のグラウンドで獣のような叫び声を聞いて、それがKさんが泣いているのだとわかり、ひどく驚いたことを昨日のことのように覚えています。そのときも、「どうしようもないことにぶつかったら、泣け」。そう教えられたのだと勝手に自分に言い聞かせました。きっと近いうちに、僕も独りで獣のように泣きます。どこまでも人なつっこいあなたの笑顔を思い出しながら。

 去年の宮崎のO君といい、K先輩といい、原因不明で理由もわからないまま死んでいく。理由のない死に方は、なかなか実感が伴わず、これは夢なのではないかといつまでも疑ってしまう。
プラハの夕日.jpg

プラハの夕日。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記