2012年03月31日

骨が折れる。――[744]生誕19,313日

 座・高円寺1でMODO『満ちる』を観るため、外に出ると、雨もぱらつく中、ものすごい風。台風かよ?という勢いで吹きまくり、持って出た傘は100メートルも行かないうちに強風であっという間に骨が折れてぶっ壊れる。心も折れそうになる。
 『満ちる』は竹内銃一郎さんの12年ぶりの新作で、同じ宮崎出身の女優・Kチャンが出ていることもあって張り切って出かけたのだが、竹内さんの新作は「これ、ホントに竹内さんの本?」と問いたくなるほどあまりに普通で、おとなしくて、終始、戸惑いながら観ていた。一方、3番目くらいにいい役だろうと思っていたKちゃんは堂々の主演で、「主役だったんだ……」と、こちらもまた違う意味で戸惑った。

 座・高円寺1はやはり空間がバカみたいに広い。この空間を埋めるのは相当に骨が折れるだろうと、そんなことも思った。

 さて、世界フィギュア男子はパトリック・チャンが2連覇達成。高橋大輔は銀メダル。……おかしい。今日のフリーで、ジャンプを一つ転倒して飛べなかったチャンが、ノーミスでほぼパーフェクトの高橋の点数を上回るジャッジって何?プレゼンテーションスコアだけで比べてもチャンのほうが上。わからん。
 高橋のパフォーマンスは、調子がいいときには内側からの情感がオーラのように放たれて「こりゃ、超一級の芸術だ」と思うのだが、チャンの演技を見ていると、「いやいや、フィギュアってのは、やっぱりスポーツなんだよ」と覚めた思いにさせられる。

 チャンのジャンプの精度と完成度だけは相当に高い。でも内側からあふれ出る情感はさほど感じない。ずっとそう思ってきたし、今日のパフォーマンスも「芸術VSスポーツ」と思って観ていたのだが、芸術点でもあるプレゼンテーションスコアもチャンのほうが上。わからん。もちろん高橋のほうを贔屓目に見ていることは重々承知しているけれど、結局フィギュアはスポーツ。4回転を2回跳べば、それだけ「演技点」も上がるという仕組みなんだということか。解せん。
2段、必要ですか?.JPG

わざわざドア下2段分、底上げしたのはなぜだろう。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記