2012年05月03日

泣けてくる。――[777]生誕19,346日

 連載回数を見よ。おお、「777」。
 ――いやま、ただそれだけですが。

 午後、我が劇団のベテランOとともに、紀伊國屋サザンシアターで加藤健一事務所『川を越えて、森を抜けて』を観る。
 なんてことない話を、「いかにも」的に見せる。俳優陣は皆、達者。だが、個人プレーは冴えてもアンサンブルはうまく機能してないと思えるのは気のせいか。

 それから久我山へ移動してワンツーワークスの基礎稽古のシーンスタディ。『寿歌』をようやく最後まで通る。読めば読むほど、この戯曲は不条理で、いい加減で、しっちゃかめっちゃかで、なのに切なさがこみ上げてくる。泣けてくる。紛れもない名作。

 しかし、それに相対する我が劇団の俳優どもは達者でもないくせに戯曲の言いなりになって字面だけを追っているだけなので怒りがこみ上げてくる。泣けてくる。


 帰り道、書店に立ち寄って何か面白い本はないものかと物色。原発ルポものと小説を1冊ずつ買う。

 そう言えば昨日、コンビニでレジの横に『テルマエ・ロマエ』がずらっと置いてあるのを見て、「お、最新刊が出たんだ」と迷わず買う。そのまま電車の中でささやかな喜びを噛みしめつつ読み始めたら、あれ?
あれ? なんだ、このデジャ・ヴは? もしやと思い改めて表紙を見れば、「第1巻」。

 既に持ってる……。

 映画化の勢いに乗って増刷し、再ブームを仕掛ける。そのたくましき商魂の罠に見事にひっかかる、哀れ耄碌じいさん。

 いやね、第何巻なのか、ちゃんと確かめて買えよ、ってだけの話なんだが、かなりの脱力感……。思わず熱い風呂に浸かって体をいたわりたくなりました……。
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2冊も要らん。

posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記