2011年06月23日

ギックリ腰に注意せよ。――[462]生誕19,030日

 「何回言ったら覚えるんだよ、もう。お尻ペンペンしちゃうぞ」
 その言葉が耳に飛び込んできたとき、我が身は俯せに寝そべり足をぐりぐり、マッサージを受けていた。い、今、「お尻ぺんぺんしちゃうぞ」って言った。言ったよな?生まれて初めてこの言葉が日常で交わされるのを聞いた気がする。「お尻ぺんぺん」を発したのは声から察するに40代の男性か。見たい。顔を見たい。むっくと起き上がってその顔をまじまじと見たい衝動に駆られるが、俯せの状況ではままならぬ。
 どうやらマッサージを受けている客が以前話したことをマッサージをしているニーチャンが覚えていなかったことに「こらこら」という思いに駆られた模様。あのねーお客さん、マッサージのニーチャンは日に何人も体揉んでるんすよ。一人一人のエピソードなんて覚えてるわけないじゃないっすか。いやいや、もしかしたらこの客はニーチャンに気があるのか?だって「お尻ぺんぺん」だぞ。言い方だって「むふふ」というムードが漂ってなかったか? ああ、なおさら顔が見たい。
 などと妄想を膨らませていたら、我が身のマッサージ終了。すかさず飛び起きて、くだんの男性の顔を見たら意外と若く30代前半か。ちょっと、ぽっちゃり。やや、オタクっぽい。へー、この男が「お尻ぺんぺん」ねぇ。意外と我が妄想は的中していて、このぺんぺん男はそっちの世界の人かもしれぬ。
 などとしょーもないことに観察眼を光らせていたら、我が身をマッサージしてくれていたニーチャンから声を掛けられる。
 「古城さん、ギックリ腰に気をつけてくださいね」
 これまた意外な言葉に驚いて、「え、なりそうですか?」と問うと、「はい、気をつけてもらったほうがいいと思います。曲げるとか、捻るとか」。即答で返事が来る。しかも真顔。
 ……もはや紛れもなく、おじいちゃんじゃないか俺。
 ランニング後のクールダウンにもっときっちり時間をかけてくださいね、おじいちゃん。「右のふくらはぎの張りが、ちょっとすごい状態ですね。また時間見つけて来てください。すぐには回復しないでしょうから」とも言われましたからね。(激泣)
Tシャツ.jpg
『又聞きの思い出』でお世話になった大道具会社が作ったTシャツ。買いました。がんばろう、ニッポン。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
ギックリ腰(椎間板ヘルニア)は、じいさんばあさんの病ではありません。私は大学受験前の1月にギックリ腰になり、コルセット装着にて受験しました。完治しないので気をつけていますが…

それとは関係なく、このTシャツ欲しいです!
Posted by もり at 2011年06月24日 22:39
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