2011年06月24日

異常なし。――[463]生誕19,031日

 昼過ぎにキャリーケースをゴロゴロと引きずりながら、14日の検査の結果を聞きにG病院へ。
 結果は「異常なし」。主治医のY先生はPCをカシャカシャカシャカシャ、せわしなくクリックして画面を見せながら事務連絡のように淡々と話すので、今いち有り難みがない。「ホントですか?ホントにホント?」と食い下がりたくなる邪心を必死で抑える。とはいえ、「おめでとう、見事、異常ありませんでしたぁ!」と拍手喝采されてもリアクションに困るが。
 血液検査、異常な数値はなし。(よしよし)
 CT検査、新たな癌の発生は認められず問題なし。ただ、肝臓に嚢胞(のうほう)がチラホラ見受けられる。嚢胞は肝臓内にある小さな水風船のようなもので誰にでも多少はあるらしい。「ただ、ちょっとほかの人より数は多いですね」「多いと何か問題があるんですか?」「いえ、特には。(PCをカシャカシャ)こっちが去年のCT画像ですが、大きさも変化してませんから」「大きくなると問題になるんですか?」「そうですね、異常に大きくなると気をつけないといけないですね」「癌になったりするんですか」「稀にありますけど」「………(おいおい)」「でもホントに稀です。滅多にないです」「………(でもリスクはあるってことだよな)「腫瘍化すると嚢胞の内側がひだひだになるんで、CT画面では嚢胞が輪郭がギザギザの円で写るんですが、(PCをカシャカシャ)見えますか?これ、奇麗な円になってるでしょう?」「……(確かに)」「経過観察ということでいいと思いますよ」「……わかりました。(ここで抵抗してもしょうがない)」
 そして疑念を抱かせた内視鏡検査、無事、異常なし。え?それじゃ、なぜ細胞を取ったんだ?
 「胃の出口の辺りが少し荒れていたので、1個所だけ生体検査に出しましたが悪い細胞ではありませんでした。軽い胃炎ですね」「……胃炎、ですか?」「ええ。でも軽度なので自覚症状はないと思います」
 Y先生の説明を聞きながら、「自覚症状はないが、原因は思い当たるぞ」と思い、即座に劇団の若手男優陣の顔を思い浮かべる。おいおい、今は軽い胃炎ですんでるが、君らが早く俳優として成長してくれないと我が身の胃炎はどんどん悪化、あらら、いつのまにか癌になっちゃったよ、ってことになるんじゃないのか?
 「(説明は)大丈夫ですか?」。Y先生の声で慌てて我に返り、「はい、わかりました」「今後ですが、半年ではなく、1年後の検査でいいと思います」「あ、そうなんですか?(いえいえ、1年も奴らと不毛な闘いを続けて、癌にならない自信がありません)」「はい、1年後でいいと思います。今日、予約取れますが、どうしますか?」。かくして1年後の予約を入れ(そのときまで生きているのか?)、Y先生に御礼を言って診察室を後にする。
 
 病院を出たら、その足で再びキャリーケースを引きずりながら、りんかい線→東京モノレールと乗り継いで羽田空港へ。夕方の便で広島に向かう。
 明日から今年の「DOCS」がスタート。空港には毎年その地元トレーナーを務めてくれているTさんが迎えに来てくれて、ホテルにチェックインしてから、プロデューサーのOさんも加わって居酒屋に流れる。アルコールは口にせず、烏龍茶とカルピスで過ごしたとはいえ、ホテルに戻ったのは午前1時過ぎ。異常なしの結果に浮かれて、この不摂生生活を続けたんじゃ半年後でも怪しいのではないか?
車の上に飛行機.jpg
車の上に飛行機。そのまた上に家まで乗っかっているように見える。このHISの宣伝カー、どこか安っぽい。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記
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