2011年08月28日

自己の貧弱な後ろ姿。――[528]生誕19,0703

 このところの超過酷スケジュールはまだまだ終わりが見えない。時間に追われ気もそぞろの劇作家は、あちこち体に不調を覚えながらも、マッサージにも行けず、定期的にきちんと走っていたランニングもこの2週間はストップし、ただただベッドで爆睡する日に恋い焦がれている。
 「文章を書く努力とは、次第にあらわになってくる自己の貧弱な後ろ姿を正視する作業にほかならない」
 加藤周一さんの言葉を呪文のように唱えつつ、パソコンの前にじっとじっと座り続ける。そうして自己の貧弱な後ろ姿を正視してはいるが、正視すれば前に進むものでもなく、この苛立ちはどうすればいいんでしょうか、加藤さん。
 
 夕方から西荻窪へ。一つが終われば、また一つ。『幽霊人命救助隊』の稽古。こちらもまだまだ貧弱な後ろ姿にじっと耐えるような日々だが、「あのなぁ、ものを生み出すってのはこういうことなんだよ、けっ」と相手もいないのに毒づく演出家は、いよいよ痴呆症の道をひた走る。いかん。この超過酷スケジュールでは再び癌になる前に呆け老人になるやもしれぬ。
幽霊人命救助隊フライヤー.JPG
劇団朋友公演『幽霊人命救助隊』のフライヤー。誰か私を救助してくだせえ。
 
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
とりあえず、周りの世話をする嫁、ないしはマネージャーが必要だと思います(笑
Posted by kota at 2011年09月05日 15:36
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