2011年10月27日

トリプルスコア。――[588]生誕19,157

 朝から神楽坂へ。T高校での2週間ぶりの授業。17歳の若人たちはお互いにアイデアを出し合い、各チーム、前回よりも洗練された『三びきのやぎのがらがらどん』を披露。それでも何か文句をつけねば気が済まない毒舌演出家はあーだこーだとダメを出す。
 それにつけても最も重要なのはコンセプトだと再確認。どう読み解いているのか。これがしっかりしていないと、細部にきらめくアイデアもたちまちかすむ。
 物事を見極める目、世界を批評する視線。老いた我が身にも、この眼差しはまだ残されているのだろうかといささか不安になりながら、きっと明日しか見えていない17歳のきらめきに目を細め、毒舌演出家はいつしか、すっかり好々爺。ああ、そういえば彼らとの年齢差はダブルスコアどころかトリプルスコアなのだと気づいてやや愕然とする。
 ああ、できることなら、何をするにも楽しかった高校時代に戻りたい。戻って17歳のオノレに、「悪いこと言わないから、芝居の道にだけは進むんじゃないぞ」と忠告したい。
 
 授業から自宅に戻ると、一目散にパソコンに向かい、自己の貧弱な後ろ姿を正視するという苦悶の時を過ごす。稽古は一進一退どころか、同じところから少しも動かない停滞の毎日。ホントに何が嬉しくて、こんなストレス満載の日々を過ごしているのか。芝居の道に進んでしまった我が身を激しく呪う。
 
 一跡二跳創立メンバーのH、CTの結果は血管れん縮も見られず、今のところ問題なし。よかった。ホントによかった。
ああ、高校生活.JPG
ああ、高校生活。あの日に帰りたい。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
先日の「死に顔ピース」大変な傑作を上演して頂き、感謝感激に堪えない徳島野郎です。医学のプロフェッショナルとして働く私に取って、大変厳しい状況にありながらあれ程の作品を上演するという姿に古城さんとワンツーワークスの方々のプロフェッショナル魂を感じずにはいられません。できることならばこの作品は医学を志す全国各地の医学生に見てもらいたい舞台です。藤川さんに伺ったところ、地方公演は相当な予算が必要とのことで、地方国立大学には予算申請ができない額なのが残念至極です。次回講演も楽しみにしています。
Posted by 徳島野郎 at 2011年11月29日 01:20
古城さん!
Posted by はるみ at 2011年12月01日 02:07
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