2012年01月19日

韓国版『奇妙旅行』。――[672]生誕19,241日

 韓国の劇団サンスユ版『奇妙旅行』を観る。イメージシーンがことごとくカットされていたせいばかりではなく、演出が違うとこんなにも変わるものなのかと驚く。女流演出家・リュさんの演出は淡々と、実に淡々と進み、そのぶん切実な思いは真っすぐに伝わってくる。韓国語での上演で字幕付きだったのだが、どこまでも木に登る劇作家は字幕に現れる台詞に目を走らせながら、「俺、すっげぇいい台詞書いてんじゃん」と自画自賛も忘れない。リュさんとともにアフタートークにも出て、怒濤のように喋りまくる。完全に調子こいてます、この男。
 終演後はサンスユのメンバー、我がワンツーワークスのメンバーに、主催の日本演出家協会実行委員の皆さん、演劇評論家や韓国のお偉方も加わって大所帯での大宴会。リュさんに話を聞くと、「日本人は感情を表に出さない。だからもっと抑えて抑えて」と、ひたすら抑制の利いた演技を俳優に要求したとのこと。国民性の認識の違いって面白いね。私ァ私で、エキセントリックなほどに感情を爆発させまくるのが韓国人と思っていたので、この上演を観ていささか拍子抜けしたわけだが、それも我が身の勝手な思い込みということですね。

 韓国の人たちと話が弾み、演出家Sさん(燐光群)も「俺、もう終電ないよ」と残って喋り倒し、気がつけば閉店まで居座っている。もちろん帰宅はタクシー。明け方、4時前に帰り着く。

 今日は朝から長丁場の会議で虎ノ門へ。昨日、耐えられない痛みが出始めた左下の歯茎は、会議中もズキズキと疼きまくり、いっこうに痛みはひかず、むしろ左の頬全体が熱を持ったようになる始末。
 たまらず会議後、荻窪のA歯科医院へと駆け込む。どうやら詰め物がしてある左の一番奥の歯の、その詰め物の下に細菌が入り込み炎症を起こしているとのこと。それでその詰め物を削って切って取り出して、という作業になったのだが、これが痛いのなんのって。「大丈夫ですか?」と聞かれる度に「ふぁいりょーふれす(大丈夫です)」とやせ我慢で答えるのだが、いやいやこれはホントに耐えられぬと思ったところに、「ずいぶん深くまで詰めてあるので、残りは炎症が治まってからにしましょう」と救いの言葉がかかる。助かったあ。

 しかし、抗生物質を注入してもらい、痛み止めも処方してもらったというのに、いくぶん楽にはなったものの、それでもまだ歯茎は今も痛い。量の問題ではないと頭ではわかっていながら、痛み止めをひっきりなしに飲む。

奇妙旅行パンフレット.JPG
『奇妙旅行』パンフレット。右下に変なオッサンが変な笑みを浮かべております。歯が痛いわけではありません。
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記
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