2012年05月13日

サプライズに戸惑う。――[787]生誕19,356日

 今日も昨日と同様、10時から18時まで若人相手に演技ワークショップ。
 ベーシックな体や声のことをやっているうちはまだいいのだが、インプロをやり始めると知らず知らず次第にヒートアップし、本気になってダメを出し始める。
 「頭で筋道を組み立てた芝居をしてもダメ。もっと心が動くにはどうすればいいかを考えなきゃ」「誰かが動かしてくれるだろうって待ってても動かないよ。自分の心は自分で動かせ」「居酒屋で喋ってるようにぼそぼそ喋って、それがリアルだなんて思ってるんならとんでもない話だぞよ」

 ダメ出しにはやがて毒もまぶされ始め、おかげで老体の疲労度合いも一気に倍増してゆく。

 6時過ぎに終了後、2日間の講座の感想を聞く簡単な交流会をするというのでその輪に加わっていたら、DOCS3年目のTと2年目の女子Mが感想を言ったあと次々に輪から外れて部屋を出て行く。
 なんだあいつら、ぶしつけだな、トイレか?と思っていたら、ほどなくTが炎たなびくローソクを立てたケーキを持って登場。お、誕生日なんだ。誰だ?と見回せば、ケーキは我が身の目の前に突き出されるではないか。
 え? 俺? 戸惑うオッサンは「俺、今日誕生日じゃないよ」などとほざきつつも、いそいそとローソクの火を吹き消す。 「ちょっと早いけど誕生日のお祝いです」、だって。まったく予期してなかったオッサンは素直に喜べばいいものを、「そんなに早く俺に歳を取らせたいか」とかわいげのないことを言う。
 みんな、ありがとう。また一つ爺ぃになる演出家は嬉しかったよ。吹き消したケーキをよくよく見ると、名前の書かれたホワイトチョコは、りりしい「ガッチャマン」のイラスト入り。
 みんな、ありがとう。日ごろ、基礎訓練で「ガッチャマン・ジャンプ」を何度も跳ばされている恨みを晴らしたかったんだね。

 みんなでケーキを切り分けて食べたあと、老いゆく演出家は独り、りりしきガッチャマンの姿を脳裏に刻みつけましたよ、DOCSの若者たちにもっと筋力トレーニングを強いてガッチャマン・ジャンプを跳ばさなければと固く心に誓いながら。(そのあと、ホワイトチョコ・ガッチャマンをバリバリとむさぼり食いました。)

 その後、プロデューサーOさんや地元レポーターの面々と今夜も居酒屋へ。遙か10年前に始めて広島で芝居をつくった『肉体改造クラブ』に出演していた、かつての女子高生Oも遊びに来てくれて、久々に再会し、居酒屋に同行。

 「Oはいくつになったんだ?」と聞くと、今や「26歳」だと。ますます老いゆく我が身の歳を痛感しながらホテルに帰る。
サプライズのケーキ.JPG

思わぬサプライズのケーキ。ひたすら照れくさい。
ガッチャマン.JPG

ホワイトチョコのプレートには、ガッチャマンの勇姿が!
posted by 老い日記 at 00:00 | Comment(0) | 日記
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