2011年06月29日

メールください。――[468]生誕19,036日

 購入しました、スマートフォン。昨日、なくしたケータイは今日になって落とし物案内にしつこく問い合わせてみるも、まるで成果なし。これはマズい、かくなる上はと覚悟を決めて、「auショップ」に駆け込む。やむにやまれず機種変更。どうせならと、スマートフォンにした次第。¥55,020もの出費。いたたたた。(泣)
 我が電話番号もケータイのメールアドレスも以前のまま無事に継続できたものの、電話帳に登録してあった約700件のデータはバックアップを取っていなかったため、すべてパー。
 なので、高い金払ってスマートフォンを入手したのはいいが、誰の電話番号もわからず、もちろんメールアドレスもわからず、誰にも電話もメールもできない状態。え?じゃ、このスマートフォン、何のために買ったんだ? なんという不条理。
 
 というわけで、このブログを読んでくださってる友人・知人の皆様、お願いです。「私の電話番号とメアドはこれですよ」と名前入りで、このマヌケ演出家にメールをいただけないでしょうか。すぐさま真新しいスマートフォンに登録致します。
 よろしゅう頼みます。(泣)
新燃岳、噴火.jpg
新燃岳がまたしても噴火。もしや我が苛立ち、ストレスを代わりに発散してくれたのか?などとバカ言ってる場合ではないですね。
地元の皆様、くれぐれも気をつけてください。
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2011年06月28日

ケータイ紛失。――[467]生誕19,035日

 ……携帯電話をなくした。夜、新国立劇場にて『おどくみ』を観ての帰り、京王新線・初台→新宿の、このたった1駅区間で行方不明に……。たった1駅なのに空いていた座席に座ったのがたぶん失敗のもと。すぐに足を組む癖のある我が身は、いつもズボンの左ポケットにケータイを忍ばせているのだが、足を組んだことで、気づかぬうちにするするすると座席に落ちてしまったのではないかと……。終演後、初台駅に向かいながらケータイの電源を入れメール確認をしたので、その時点まであったのは確実。で、電車に乗って新宿駅の改札を出て5メートルほど歩いたところでポケットを探ると、あれ?あれ? 俺、ケータイは? という顔面蒼白状態に。
 ズボン、ジャケット、すべてのポケットを探り、鞄の中の隅々まで探せど、行方はようとして知れず。はぁああああああ。
 すぐさま駅員に申し出て、管理室に行って事情を説明。乗った電車は30分足らずで終点に着くとのことで、それまで部屋の片隅でじっと待つ。応対に出てくれて駅員はあちこちに電話をかけて確認してくれるが見当たらず。
 「あの、終点駅でも車両内を点検してもらいましたが、ないですね」「そうですか……」「すみませんね」「いえいえ、お手間を取らせてすみません」「あのこれ、忘れ物のご案内ですけどね」と駅員は書面を1枚、渡してくれる。「落とし物としてお届けがあれば、こちらで管理されることになってますので、また時間をおいて改めて問い合わせてみてください」
 かくして、何の因果でこんな目に……と我が運命を呪いながらしょんぼり帰宅。1時間ほどして、教えてもらった落とし物案内に電話してみるが、「まだこちらには届いてないですね」
 というわけで今現在、携帯電話行方不明。
 
 思えば今日は朝から会議で初台。新国立劇場「企画サポート会議」。夜は夜で観劇のために再び初台。この一日二度の「初台詣で」がいけなかったのか。ちょっと前の家の鍵忘れ事件といい、今日のケータイ紛失といい、「もー、おじいちゃん、全部首から提げといて」という老いの身をひしひし噛みしめる。
おどくみ.JPG
思えば観てきた芝居のタイトルも何やら不吉……。
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2011年06月27日

ヒアルロン酸再び。――[466]生誕19,034日

 広島から午後、東京に帰り着き、落ち着く暇もなく2週間ぶりにM整形外科へ向かう。一昨日からまた左膝に不穏な兆候。階段を上るときなど、膝を曲げた状態で力をかけると、少しではあるが痛みが走る。そもそも医者からは1週間後に来てくれと言われていたのだが。
 「このあいだの痛みを10とすると、今はどれくらいですか?」
 美人女医は目の前の50男に向かって小学生に尋ねるような聞き方をする。バカにされてる?と思いながらもこのオッサン、あれ、いくつだろう……?などと真剣に考え始めるものだから、意味がわかってもらえてないと思ったのか美人女医は、「まったく痛みがないのがゼロってことですよ」とさらにオッサンの知能を見限るような追い打ちをかける。今度はすかさず、「0.5とか1とか、そんなもんですかね」と答えると、「そうですか。じゃあ、このまま様子を見てもらってもいいです。もう一度ヒアルロン酸を打ってもいいです。どうしますか?」、有無を言わさず答えを迫ってくるので、こちらも即答で「打ってください」。
 かくして、再びヒアルロン酸を左膝に注入。 注射直後に「量はどれくらいですか?」と尋ねると、「分子量ですか?」と予想外の問い返しが。「ブンシリョウ……?」
 よほどオッサンがマヌケな顔をしていたのか、「ヒアルロン酸は低分子のものから高分子のものまで3段階あります。今、打ったのは一番低いものですね。これで効かなかったら、もう一段階上げていきます」。「………(はぁ、そうですか)」「あ、容量のことですか?」「あ、はい(フツー、そう思いませんかね)」「2.5CCです」「わかりました」
 レントゲン撮影もなく、単にヒアルロン酸2.5CCを1本注射して、今日はあっという間におしまい。
 
 その後、そのまま『誰も見たことのない場所』の稽古へ。相変わらずの若手特訓が続くが、まさに暖簾に腕押し状態で、老いゆく演出家の空しさは増幅するばかり。なのでついつい、「ごっこじゃないんだよ」「この芝居に出られる力量がないってことですね」などと毒をまき散らす。この稽古、ホントに意味があるのか?ひたすら忍耐だけを培っている気がする。
この辺りに.JPG
この辺りにプス、と注入します。(汚い絵ですみません)
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2011年06月26日

広島は太る。――[465]生誕19,033日

 昨日とまったく同じスケジュールで1日が終わる。戯曲講座3時間、演技講座は休憩挟んで6時間。毎度毎度、結構な重労働。老いて体力のない演出家は気力だけで乗り切る。
 しかし気力だけでは如何ともしがたく、今日中に決める予定だった上演戯曲は結局、まるで決まらず。(ってことは結局、乗り切れてないのではないか?) 
 えー、誰か、素敵な戯曲を知りませんか? 男5人、女8人がバランスよく出る、でもって感動なんかできたりするそんな都合のいい戯曲。
 
 戯曲の方針のこともあるので稽古終了後、今日は居酒屋に向かう。お疲れさんの慰労のつもりで迷わず生ビールに手が出る。しかも最近では珍しく2杯、ぐいぐい飲む。料理もリバウンドなんぞ知ったことかとバクバク食べる。
 広島に来ると、朝はホテルで朝食、稽古の合間には昼食休憩&夕食休憩もしっかり取ってあるので、毎日3食きっちり食べる。それに加えての生ビールと居酒屋料理。ああ、これは恐らく相当に体重は戻っているに違いないが、深くは考えないことにする。
雲が夏.jpg
雲がすっかり夏。日本列島、いよいよ猛暑の季節に。老人には過酷です。
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2011年06月25日

我が身に聴かせたい。――[464]生誕19,032日

 今年も始まった「DOCS」初日。
 まず10時から戯曲講座。なかなか進まないオノレの脚本執筆は遠慮なく棚上げし、したり顔で3時間、「戯曲とは……」「演劇とは……」「書くために大事なことは……」とほとんど一人で喋り倒す。ああ、この偉そうな言葉の数々をすべて録音して、とくと我が身に聴かせたい。
 1時間弱の休憩後、演技講座に突入。数日前に7人と聞いていたが、間際にあれよあれよと増えて、今年のDOCSメンバーは蓋を開けてみれば13人。内訳はリピーター8人、新顔5人。年齢は16歳から22歳まで。全員が我が子であってもおかしくない年の差。現実はあまりに残酷だ。
 
 今日はひたすら基礎稽古。ウォーミングアップ、リズム、発声、バランス、中心軸、重心……と、体のコントロールに時間をかける。我が劇団の俳優がインストラクターでついてくれてれば多少は楽できるのだが、「DOCS」は我が身単独での参加なので、若きエネルギーがあふれ出る面々と一緒に50代演出家も張り切らねばならず、あれよあれよと疲労がたまる。
 午後8時に疲労困憊で終了。いつもなら地元サポーター陣や担当Nさんらと飲みに出るのだが、プロデューサーOさんが我が身以上に疲労の色濃く、「今日はまっすぐ帰りたいよぉ」オーラをバシバシ出しているのを目ざとく見逃さず、みんな帰って明日に備えましょうということに。
 ホテルには9時頃に戻るが、DOCSで8月に上演する候補戯曲を読んだり、全英オープンテニスを観たり、ちまちまと書き物仕事をしたり、全英オープンテニスを観たり、ちょっと休憩して全英オープンテニスを観たりしていたので、少しも明日の備えになっていない。
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主催の広島市南区民文化センターに掲示された「DOCS」のポスター。
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2011年06月24日

異常なし。――[463]生誕19,031日

 昼過ぎにキャリーケースをゴロゴロと引きずりながら、14日の検査の結果を聞きにG病院へ。
 結果は「異常なし」。主治医のY先生はPCをカシャカシャカシャカシャ、せわしなくクリックして画面を見せながら事務連絡のように淡々と話すので、今いち有り難みがない。「ホントですか?ホントにホント?」と食い下がりたくなる邪心を必死で抑える。とはいえ、「おめでとう、見事、異常ありませんでしたぁ!」と拍手喝采されてもリアクションに困るが。
 血液検査、異常な数値はなし。(よしよし)
 CT検査、新たな癌の発生は認められず問題なし。ただ、肝臓に嚢胞(のうほう)がチラホラ見受けられる。嚢胞は肝臓内にある小さな水風船のようなもので誰にでも多少はあるらしい。「ただ、ちょっとほかの人より数は多いですね」「多いと何か問題があるんですか?」「いえ、特には。(PCをカシャカシャ)こっちが去年のCT画像ですが、大きさも変化してませんから」「大きくなると問題になるんですか?」「そうですね、異常に大きくなると気をつけないといけないですね」「癌になったりするんですか」「稀にありますけど」「………(おいおい)」「でもホントに稀です。滅多にないです」「………(でもリスクはあるってことだよな)「腫瘍化すると嚢胞の内側がひだひだになるんで、CT画面では嚢胞が輪郭がギザギザの円で写るんですが、(PCをカシャカシャ)見えますか?これ、奇麗な円になってるでしょう?」「……(確かに)」「経過観察ということでいいと思いますよ」「……わかりました。(ここで抵抗してもしょうがない)」
 そして疑念を抱かせた内視鏡検査、無事、異常なし。え?それじゃ、なぜ細胞を取ったんだ?
 「胃の出口の辺りが少し荒れていたので、1個所だけ生体検査に出しましたが悪い細胞ではありませんでした。軽い胃炎ですね」「……胃炎、ですか?」「ええ。でも軽度なので自覚症状はないと思います」
 Y先生の説明を聞きながら、「自覚症状はないが、原因は思い当たるぞ」と思い、即座に劇団の若手男優陣の顔を思い浮かべる。おいおい、今は軽い胃炎ですんでるが、君らが早く俳優として成長してくれないと我が身の胃炎はどんどん悪化、あらら、いつのまにか癌になっちゃったよ、ってことになるんじゃないのか?
 「(説明は)大丈夫ですか?」。Y先生の声で慌てて我に返り、「はい、わかりました」「今後ですが、半年ではなく、1年後の検査でいいと思います」「あ、そうなんですか?(いえいえ、1年も奴らと不毛な闘いを続けて、癌にならない自信がありません)」「はい、1年後でいいと思います。今日、予約取れますが、どうしますか?」。かくして1年後の予約を入れ(そのときまで生きているのか?)、Y先生に御礼を言って診察室を後にする。
 
 病院を出たら、その足で再びキャリーケースを引きずりながら、りんかい線→東京モノレールと乗り継いで羽田空港へ。夕方の便で広島に向かう。
 明日から今年の「DOCS」がスタート。空港には毎年その地元トレーナーを務めてくれているTさんが迎えに来てくれて、ホテルにチェックインしてから、プロデューサーのOさんも加わって居酒屋に流れる。アルコールは口にせず、烏龍茶とカルピスで過ごしたとはいえ、ホテルに戻ったのは午前1時過ぎ。異常なしの結果に浮かれて、この不摂生生活を続けたんじゃ半年後でも怪しいのではないか?
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車の上に飛行機。そのまた上に家まで乗っかっているように見える。このHISの宣伝カー、どこか安っぽい。
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2011年06月23日

ギックリ腰に注意せよ。――[462]生誕19,030日

 「何回言ったら覚えるんだよ、もう。お尻ペンペンしちゃうぞ」
 その言葉が耳に飛び込んできたとき、我が身は俯せに寝そべり足をぐりぐり、マッサージを受けていた。い、今、「お尻ぺんぺんしちゃうぞ」って言った。言ったよな?生まれて初めてこの言葉が日常で交わされるのを聞いた気がする。「お尻ぺんぺん」を発したのは声から察するに40代の男性か。見たい。顔を見たい。むっくと起き上がってその顔をまじまじと見たい衝動に駆られるが、俯せの状況ではままならぬ。
 どうやらマッサージを受けている客が以前話したことをマッサージをしているニーチャンが覚えていなかったことに「こらこら」という思いに駆られた模様。あのねーお客さん、マッサージのニーチャンは日に何人も体揉んでるんすよ。一人一人のエピソードなんて覚えてるわけないじゃないっすか。いやいや、もしかしたらこの客はニーチャンに気があるのか?だって「お尻ぺんぺん」だぞ。言い方だって「むふふ」というムードが漂ってなかったか? ああ、なおさら顔が見たい。
 などと妄想を膨らませていたら、我が身のマッサージ終了。すかさず飛び起きて、くだんの男性の顔を見たら意外と若く30代前半か。ちょっと、ぽっちゃり。やや、オタクっぽい。へー、この男が「お尻ぺんぺん」ねぇ。意外と我が妄想は的中していて、このぺんぺん男はそっちの世界の人かもしれぬ。
 などとしょーもないことに観察眼を光らせていたら、我が身をマッサージしてくれていたニーチャンから声を掛けられる。
 「古城さん、ギックリ腰に気をつけてくださいね」
 これまた意外な言葉に驚いて、「え、なりそうですか?」と問うと、「はい、気をつけてもらったほうがいいと思います。曲げるとか、捻るとか」。即答で返事が来る。しかも真顔。
 ……もはや紛れもなく、おじいちゃんじゃないか俺。
 ランニング後のクールダウンにもっときっちり時間をかけてくださいね、おじいちゃん。「右のふくらはぎの張りが、ちょっとすごい状態ですね。また時間見つけて来てください。すぐには回復しないでしょうから」とも言われましたからね。(激泣)
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『又聞きの思い出』でお世話になった大道具会社が作ったTシャツ。買いました。がんばろう、ニッポン。
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2011年06月22日

スリリングを二つ。――[461]生誕19,029日

 今日は執筆デー。会議も打ち合わせも稽古もなく、ひたすらパソコン「よいしょっと」に向かって文章をあれこれ組み立てる。
 だが、いかんせん集中力がありません、この男。すぐにエネルギーは切れて、10分執筆、1時間休憩を繰り返す。挙げ句の果てに「ああ、煮詰まってる、何か刺激を、我に力を」と、根っからの他力本願根性がむくむくと頭をもたげる。
 
 というわけで観に行ってしまいました、映画『127時間』。
 さすがに監督のダニー・ボイルは編集が上手い。めくるめくスピード感の演出と、突如として入り込んでくる妄想のたたみかけがお見事。出だしからエンディングまで、息もつかせぬ94分間。今までとはまったく違う顔と魅力を見せる主演のジェームズ・フランコの独り芝居がこれまた見応え十分。33歳でこの演技力。アカデミー主演男優賞にノミネートされてたんだね。納得。
 
 夜中は夜中で、ついつい見始めた全英オープンテニスのクルム伊達公子に燃える。今年、40歳。相手は今なおトップ・プレーヤーのヴィーナス・ウィリアムズ。ま、恥をさらさない試合をしてくれよと思っていたら、凄かったぜ40歳。3時間の大激闘。最後の最後までどちらが勝つかわからない展開。『127時間』に負けず劣らずのスリリング、存分に堪能しました。
 それにしても40歳にして、あの体力。あのフットワーク。人間、成せば成る。カッコよすぎる。(あまりに惨めなので、我が身は振り返らない)
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『127時間』のフライヤー。凄まじい実話。
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2011年06月21日

体重8kg減に到達。――[460]生誕19,028日

 膝はヒアルロン酸で快調。連日の移動疲れの体にカツを入れるべく、張り切って蒸し暑い中、走りに出る。
 しかし、炎天下のランニングは体にいいのか? 走り出すと、すぐに気持ちが萎える。大気が暑い。体内が熱い。日射病だ。熱射病だ。間違いない。どうなんだ?疑問を抱えつつも規則正しいピッチを必死で刻もう刻もうと、半ば夢遊病者のようにヘロヘロになって走り続ける。1時間の孤独な旅の後には、足の筋肉はパンパン。頭もぼーっとしている。ホントにこれは健康にいいのか?むしろさらに一層、疲れだけが残ってないか?
 
 しかし密かなる減量作戦は功を奏しているようで、作戦開始2カ月半でついに8kg減に到達。とはいえ、まだまだ途上。リバウンドもあるだろうが、それでも少しずつ少しずつスレンダー演出家への道をひた走る。ここでも急激なダイエットは体にいいのか?という疑念が生じるが、たぶんこれはアイスクリームをむさぼり食いたいだけの言い訳だと我が身を戒める。
 
 『誰も観たことのない場所』の稽古。今日も若手はカタツムリの如き前進しかない。果たしてこれは稽古なのか?もはや国語の授業ではないのか? あるいは話し方教室か? あまりに労多くして実り少ない時間。情けなさすぎて「何やってんだ、俺」という空しさを全身に溜め込んで帰途につく。健康に一番よくないのは、恐らくこれだと思われる。
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不況時にはパチンコが流行る。これは真実だと思うほど、地下鉄の広告はパチンコばっか。
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2011年06月20日

さらに疲れる。――[459]生誕19,027日

 目覚めれば宮崎は稲妻も走る空模様。連日、飛行機は飛ぶのか?という不安を抱えながらの移動が続く。ホテルの部屋から真面目に原稿を1本メールで送り、11時にチェックアウト。今日もMさんに車で送ってもらって、いざ宮崎空港へ。
 案内板を見れば、「欠航」の文字。一瞬青ざめるが、よくよく見れば、おお、際どくセーフ。欠航は次の便。我が身が乗り込む12:05発はなんとか飛ぶようだ。
 だが欠航便のあおりを食らってか、しっかり満席。機内ではありがたいことに小太りオッサンと仲良く並び、蒸し暑さ倍増。直ちにふて寝を決め込む。(泣)
 羽田に着いてみれば曇り空。おお、ラッキー! 雨と格闘することもなく、すいすいと我が家にたどり着く。
 
 夕方から疲れた体をもそもそと引きずって、『誰も見たことのない場所』の稽古。さらに疲れる。下手な役者は、すべてのセリフを自分のために言う。ところがどっこい、セリフはすべて他者のためにある。こんな自明のことを若手に延々解説するオノレがあまりにも空しい。昨日、宮崎でホットシーティングの最中、「それは安っぽいヒューマニズムだろっ」と声を荒げたが、我が劇団の若手のほうがはるかに安っぽい。疲れる……。
傘掛けのあるトイレ.jpg
羽田空港のトイレには便器の横に傘掛けが。おお、これは便利かも。アイディアの宝庫はいろんなところに眠ってる。
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2011年06月19日

宮崎でもつ鍋。――[458]生誕19,026日

 九州地方は先週から大雨で土砂崩れが頻発、荒れ模様の天候続き。今日も小雨降りしきる生憎の空。果たして飛行機は無事に飛ぶのか。不安を抱えながら一人ホテルを出て、天神から地下鉄に乗って福岡空港へ。
 運行状況を確かめるべく案内板を見ていると、「宮崎上空の天候次第では引き返すこともあります」とアナウンスが流れる。了解。運次第だから、あとはお客さんの自己責任ってことで。そういうことだね。
 「福岡→宮崎」はローカル線ゆえ致し方ないのだが、搭乗口からいったんターミナルの外(屋外)に出て飛行機に向かうのが、なんとも切ない。
 飛行機は引き返すこともなく無事に我が身は宮崎に降り立てたが、宮崎空港でも飛行機を降りると、またしても歩いてターミナルへ入る。切なさ倍増。地方から地方へ渡り歩いている実感を存分に味わう。
 
 空港には迎えに来てくれた地元劇団「ゼロQ」の女優Mさんと昼食を取って稽古場へ。この劇団は目下、来春上演する新作ドキュメンタリー・シアターに取り組んでおり、我が身はその監修を仰せつかっているので、今日はインタビュー取材の報告をもとにキャラクターをつくっていく「ホット・シーティング」に立ち会う。立ち会うというか、偉そうに一日だけの演出家になるわけだが。
 劇団のメンバーはドキュメンタリー・シアターに挑むのはもちろん初めてなのだ、みんな真摯に向き合っていて頼もしい。だが、やはり戸惑いや緊張もあるのだろう。報告があまりに要領を得ず、その点は頼もしくない。そこで監修担当が優しく指導すればいいものを、少しも場をわきまえないドSの演出家は、ほとんど初対面の地元役者にも遠慮なく、「緊張してる?心配しないで、たっぷりいじめるから」などと毒を吐く。
 午後2時半から9時過ぎまで、結構な長丁場だったにもかかわらず、どこかの演出家が次第にヒートアップして毒ばかり吐くので、報告予定者の半分ほどしか進まず。すまぬ。(汗)
 この先、まだまだ長い道のり。おどおどしてドS演出家のS心をくすぐることなく(この芝居の演出家のOさんはドSではありません)、素敵な言葉をたくさん拾って、今までにない見応えのある芝居にしましょうや。頑張れ。
 
 その後、居酒屋に流れて20人ほどで懇親会。昨日、博多にいたにもかかわらず、なぜか博多名物もつ鍋を今夜、宮崎で食す。うーん、味は今ひとつ。やはり本場の味は本場でしか味わえないということらしい。(それでもガツガツ食べましたが)
 みんなで芝居の話やドキュメンタリー・シアターのこと、取材で会った人たちのことなどを、わいわい話していると、あっという間に午前1時を過ぎている。昨夜と違って今夜は楽しく有意義な時間。やはり建設的な現場には輝きがある。
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福岡空港で発見。トマト大福。なんでも包めゃいいってもんじゃねーだろと思いつつ、しっかり買う。うまかった。
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2011年06月18日

福岡の台無しの夜。――[457]生誕19,025日

 さぁ、今日は午後1時の便で福岡だ。と、気合を入れつつ、ふと不安になってチケットを見たら、「羽田11:30発」。嘘だ、悪夢だ、と慌ててパッキング。なんでこんなことになるのだ?とオノレを呪いながら夢遊病者のように家を出る。気づいたのが朝早かったのでなんとかなったが。歳を重ねるにつれ、自分の記憶さえ信じられなくなっている。痴呆症か?
 
 福岡空港から主催の人に導かれて大野城市までタクシー。久々に会った劇作家・演出家のAさん(二兎社)と車中であれこれ「3・11」震災後を語り合う。二兎社は震災1カ月後に出演者・スタッフのギャラは自腹で持ち、宮城で無料公演に踏み切ったという。素晴らしい。
 「九州戯曲賞」最終審査会。Mさん(マレビトの会)、Nさん(劇団☆新感線)は昨年のこの会以来、1年ぶり。Tさん(MONO)とはたぶん、実質初対面。それにAさんと我が身が加わって最終候補5本の戯曲についてあれこれ話す。だいたい意見は一致していて、揉めることもなく賞はすんなり決定。
 
 その後、福岡市内に舞い戻り、場所を天神に移して結果発表、表彰、打ち上げへと進む。最終候補の人たちは「意見を聞くべし」と通達されているのか、審査員の隣にあっちに行ったりこっちに行ったりと、せっかくの料理を食べる暇もない。延々10時頃まで、ひたすら戯曲について語り合う。それはそれで楽しい時間であったが、終了間際になって審査の進め方に審査員こぞって物申したところ、やや紛糾。みるみる座がシラけてしまい、後味悪いまま解散。
 2次会はAさん、Mさんに、主催者NPOのH君が加わって、4人で宿泊ホテルの1階の店で飲む。もちろん口をついて出るのは、ほとんど憤りの愚痴ばかり。まったくもって1年ぶりの福岡の夜はすっかり台無し。精神衛生上もよろしくない。
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ピカチュウ飛行機。写メ撮る人、多し。
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宿泊は天神近くの「リッチモンドホテル」。快適。
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2011年06月17日

戦友だから。――[456]生誕19,024日

 劇団協議会総会。11時半ぎりぎりに会場に入って席に着こうとすると、Fさん(青年劇場)がいきなり、「こないだ、G病院でSさんに会ったんだって?」とニヤニヤ話しかけてくる。
 その通り。14日の火曜日。採血を済ませ、CTの受付に行ったら、目の前のソファにSさん(俳小)の姿が。まさかこんなところで知り合いに会うとは思いもよらず目を疑ったが、それは恐らくSさんも同じ。びっくり眼でこちらをを見ていた。いやはや、世間は狭いと改めて思い知った次第。
 そのSさん、会場でFさんに話を振られて、「そうそう、戦友だから」と笑顔で返す。いえいえSさん、我が身はしっかり癌になって内視鏡とはいえ手術した身。検診に来ただけで戦友とは認められません。一刻も早く、癌になってくださいませ。ともに闘おうじゃありませんか。なんでもSさんも癌家系だそうな。まだまだこれから我が身にも癌と再び一戦交えるときが来るのだろうなと人ごとのように思う。
 
 総会は一昨年とは打って変わって、13人の理事立候補は選挙もなく、すんなり承認される。まったくの無風。なので総会は予定より早めに終わり、その後の芸術文化振興会の説明会を経て、午後3時からは懇親会へとなだれ込む。
 立食パーティーでジュースなんぞ飲んでいると、「酒、止められてるの?」と複数の人から声がかかる。いえいえ、真っ昼間からアルコールを浴びる度胸がないだけです。とは言えず、「癌の手術をしてから、あまり酒を飲みたいと思わなくなったんですよねぇ」とエヘラエヘラと笑う。ほんとはこの後、稽古があるので、酒なんか飲んだら「えーい、もう稽古なんかどうーでもいいわい」となるのを避けていただけなのだが。
 
 その稽古。少しも進まない。こんなことなら俺、酒飲んでてもよかったんじゃね?とふて腐れたくもなるが、そこは大人の演出家、淡々と静かにしつこく若手相手に毒を吐く。
はい、知ってます。.jpg
はい、知ってます。
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2011年06月16日

ぐずぐず、だらだら。――[455]生誕19,023日

 ぐずぐずした天気が続く。おかげさまで雨が降ると膝が痛むということはないので、晴れ渡って日差しジリジリで熱中症になるよりは老人に優しい天候なのかもしれない。だがテレビでは梅雨時のほうが汗が出にくく、そのぶん体の熱が逃げないため熱中症にむしろなりやすいと言ってた。ま、老いた我が身に過ごしやすい季節などないのかもしれぬが。
 
 膝が回復したので、稽古のウォーミング・アップをやたらと張り切る。わかりやすい性格です。ただ、稽古場が蒸し風呂のように湿度が高く、少し動いただけで汗がだらだらだらだら出続け、体じゅうが熱く火照ったままなので熱中症になりやしないかと気が気ではない。健康への道も命がけだ。
 
 午後、今後の企画の打ち合わせを美術家のIさん、制作のF女史と。楽しい夢物語ばかりを語り合えればいいのだが、現実はそうもいかない。稽古場で若手の演技を見ると、余計に現実の厳しさに打ちのめされそうになる。だが今日は作戦変更。できるだけ細かいところには目をつぶり、思いは誰にあるのか、願いはどこにあるのか。そうした「その人の中心」につてのダメを努めて出す。あとは自分で少しは考えてください、老いゆく演出家が再び癌にならないように。
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消防団員が電動ノコの使い方を練習中。被災地のがれき撤去と関係あるのか?
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2011年06月15日

拷問を受けている。――[454]生誕19,022日

 ヒアルロン酸は効いた。昨日はまだ若干の違和感があったものの、今日はすこぶる快調快調、え?膝がどこか悪かったの? というくらい見事に若返る(あくまで気のせいではあるが)。いやはや、薬の力って凄いんだと改めて実感。かつて芝居で取り上げたこともあるが、若返りのための胎盤エキスとか、万能細胞として今注目の「ips細胞」とか、もともと人の体にあったものを改めて体内に入れてあげると、人間、ほんとにみるみる息を吹き返すんだね。この2、3年でその手の分野がすさまじい発展を遂げ、プチ整形ならぬプチ若返りが誰でも簡単にできるようになって、このブログも「老い日記」ではなく、「若返り日記」にならないものだろうか。(なりません)
 
 『誰も観たことのない場所』の稽古は、もはやストレスが溜まる一方。若手のOだのSだのNだの、「おめぇーら、おんなじこと何回言わせりゃ気が済むんだ、え?」、という状態が果てしなく続く。はっきり言って拷問を受けているのは私です。こんなに耐えて耐えて耐えて耐えて稽古に付き合っていられるなんて、この演出家、ドSどころか、M以外の何ものでもありません。
 あのー、若手の皆さん、もうそろそろ勘弁してください。ヒアルロン酸打ったりして、ちまちまと若返りの努力をしているのに、こんなにストレス満載じゃ、努力は水の泡ですから。お願い。
D51.jpg
上野で見かけた「D51」。幼少の頃、我が家の窓から煙たなびかせて走る勇姿が拝めました。でも今、どんなに磨き上げられても、老いさらばえた身が晒されるのはどこか哀しい。(と思うのは俺だけ?)
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2011年06月14日

ダメ患者です。――[453]生誕19,021日

 朝8時すぎには電車に乗る。久々の通勤すし詰め満員車両。この状況に我が身はたまにしか遭遇しないが、毎朝この非人道的状況に耐えて生きている人が世の中には大勢いるのだと思うと頭が下がる。私には無理です。
 乗り換え2回、1時間ほどかけて着きましたG病院。ずいぶん先のことだと思っていたが、今日は癌除去手術から1年後の術後検診。「採血→CT→内視鏡(胃カメラ)」というメニュー。CTって「コンピュータ断層撮影」(Computed Tomography)って意味だからね、よろしく。
 採血は予想より少ない量で終わり、え、もっといっぱい採ってよ、いっぱい調べてよ、と少々不安になる。
 CTは胸・腹の部分だけなので、小さいトンネルに上半身だけ数回行ったり来たり動かされるだけ。といっても我が身は寝そべってるだけなので、造影剤投入注射のチクッという痛み以外は楽ちん楽ちん。あっけなく終わる。
 そういえばCT検査前の問診票に「閉所恐怖症」を問われる項目があり、そうか、あんな開放的なトンネルでも閉塞感で恐怖を覚える人がいるのかと勉強になる。
 胃カメラはもうまったく記憶になし。久しぶりのY先生と挨拶程度に言葉を交わしたら鎮静剤(麻酔)がすぐに効いたらしく、気づいたら終わっていた。今日は鎮静剤を入れてもしっかり画面を見ておくぞ、と気合を入れて臨んだのにあっさり完敗。
 ただ気になるのは終了後のY先生のセリフ。「1カ所だけ細胞を取りましたから」。……これってヤバいんじゃないのか? カメラ入れて「おー、きれいなもんですね」という状態なら細胞なんて取らないんじゃないか?何のための生体検査なんだ? という猜疑心がむくむくと頭をもたげてくるが、鎮静剤の効いたぼんやり頭では「あ、はい……」と答えるのが精いっぱい。看護師さんに連れられて仮眠ソファに倒れ込み、薬が切れるまでの約30分間を爆睡して過ごす。
 しかしまぁ、じたばたしても始まらない。今日は検査だけなので結果は10日後。楽しみに待つとしましょ。
 かくして9時すぎに病院に着いて、すべて終了して自由の身になったのは昼の12時すぎ。相変わらずの無駄のなさ。このG病院に慣れてしまった今となっては、ほかの病院がなぜこのスーピーディー・システムが採れないのか不思議だ。
 
 「今日は運動は控えてくださいね」と看護師に釘を刺されていたにもかかわらず、午後、先週に引き続き上野のG大でワークショップの授業。動かないわけにはいかないので、完治完治、健康体健康体、と我が身に呪文のように言い聞かせつつ、張り切って走り回る。ダメ患者です、このオッサン。
病院内案内標識.jpg
この病棟で癌の手術を受けて、はや1年が経過。
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2011年06月13日

ヒアルロン酸注入。――[452]生誕19,020日

 「変形性膝関節症ですね。初期とみていいと思います」
 M整形外科の美人女医はぎっ、と睨むように我が顔を見てそう言う。睨むのは患者に反論させないためですか?と、どうでもいいことを口にしそうになるが、そこはぐっと我慢。先生、美人なのにそんなに睨むと美人台無しですよ、とさらにどうでもいいセリフが脳裏をよぎるが、再び邪悪に満ちた心を殺し、じっと美人の言葉に耳を傾ける。
 睨む女医は2年前のレントゲン写真と見比べながら、「さほど変わってないですね。わかりますか、ここ、外側より内側のほうが骨と骨の間が狭くなってますよね」と、写真はすぐ目と鼻の先にあるにもかかわらず、わざわざ指し棒を使って説明してくれる。あの先生、その指し棒、かえって邪魔じゃありませんか?と再びしょーもないことが気になり始めるが、大人はここでも我慢してレントゲン写真に目を移す。
 確かに若干、外側より内側の軟骨部分が狭い。でもその差は僅か1ミリほどしかないように見えるが、いやいや、その1ミリが痛みを引き起こしているに違いない、と無理やり我が身を納得させる。
 満を持して、「前回はヒアルロン酸を打ってもらったんですが、今回も打ってもらえませんか?」。そう切り込むと、「いいですよ」とあっさり承諾。「前回、打ってもらったら劇的に痛みが消えたんで」「ああ、それはステロイドですね」「あ、あれステロイドですか」。とぼけた返事に思えたのか、睨む女医はカルテを見つつ、「2年前は右膝にステロイドを打ち、その後に、1週間間隔でヒアルロン酸を2回打ってます」と、ぴしゃりと教えてくれる。
 そうか、痛みを取るのはステロイド筋肉注射か。ヒアルロン酸すげぇよ、凄すぎるよ、とヒアルロン酸を神のように思っていた我が記憶は間違っていたのか。「初期ですからヒアルロン酸で様子を見ていいと思いますよ」。はい。
 かくしてヒアルロン酸を膝に注射。横になってくださいと言われているのに上半身を起こして注射の様子をじっと見ている我が身には目もくれず、美人女医は我が膝に躊躇なく注射針を突き刺す。「痛みがあるのは内側なのに、なんで外側に打つんですか?」。邪悪な心を抑えられずに尋ねると、「関節全体に広がりますから。内側だと痛すぎて打てないと思いますよ」。ニヤリ。先生、何ですか、そのニヤリ。もしかして美人先生、もしかして「ドS」っすかぁー?
  
 妄想に歯止めが効かなくなりそうだが、ともかく変形性膝関節症は2年前に右、今回は左。これでめでたく左右平等に「あなたの膝は老いてます」と宣言された次第。
 しかも膝から下の骨は関節に当たる上部にラクダのコブのような隆起が2カ所あるそうなのだが、わが骨は一般の人のなだらかな隆起とは違って2カ所とも尖っているという。そう言われて改めてまじまじとレントゲン写真を見ると、確かにコブは尖っている。刺さったら痛そうだ。なぜ尖っているのか?もしや骨は性格を反映しているのか? 

 ヨボヨボじいさんは、夜の稽古はウォーミングアップはパス。やっぱりヒアルロン酸はステロイドほど即効性はないようで、稽古場で前に出るたびにイテテイテテと痛みが走る。
 ここはひとつ、減量作戦に今一度、本腰を入れなければ。何よりも老いてしまった両膝に負担をかけないために。そう思うが、膝が痛いので走れない。しかし走らないと減量できない。うーん、難問だ。(愚問です) 
湿布.jpg
湿布薬もたくさん処方してもらいました。計21枚。多すぎます。
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2011年06月12日

鍼を勧められる。――[451]生誕19,019日

 昨夜、劇団の制作会議から帰宅して以降、どうにも体調が芳しくない。いかん、体にガタが如実にきている。頭がどんより。特に後頭部。関節のあちことがきしむ。特に右の膝。まさか年寄りの冷や水でランニングを張り切ったせいなのか痛みが強く、まともに体重をかけて歩けない。まるでヨボヨボじいさん。首筋、両肩、両肩胛骨の張りも半端ではない。
 
 で、マッサージに行く。すると初めて「鍼」を勧められる。鉄板のような肩をぐりぐりしながら整体師のニーチャンは、「鍼を試したことありますか?」と挨拶でもするように聞いてくるが、そんな経験ありません。極細とはいえ金属の尖ったものを体内にぶち込むんですよね?ぶち込むほうならまだしも、ぶち込まれるんですよね? たぶん性に合いません。なので、「今度、時間があるときにお願いします」とお茶を濁すと、「はい。試してみてもいいと思いますよ」とあくまでやんわり控えめに勧めてくるので、S気質の演出家はちょっぴり心がぐらつく。なんでも経験、何事もモノは試しだよな、そう我が身に言い聞かせつつ。
 鍼体験記。もうじき書く羽目になるのやも。
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おい、そこの右端の木! はみ出てるぞ。え? 倒れそう?もしかして老いたのか? 俺と同じか?
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2011年06月11日

脂に見えるぞ。――[450]生誕19,018日

 公演に明け暮れていると時間はビュンビュン飛び去るが、独り物書きモードに突入しても時間は容赦なく進んでいく。新生パソコン「よいしょっと」の前に長く座っていれば、それだけ仕事が進むというものではない。悲しいかな、時間と成果は比例しない。()
 その点、ランニングはいい。たとえ亀のようにのろいペースであっても一歩ずつ一歩ずつゴールに近づいていく。その到達度はいつも明確だ。時間と成果はきっちり比例する。かくして成果の見えないパソコンから離れ、気分転換も兼ねて走りに出る。人はこれを現実逃避と呼ぶ。()
 いざ張り切って外に出てみれば、土曜日だからか善福寺川公園にはランナーがうようよ。みんな好きだね、健康ライフ。
 ランナーは年齢に関係なく、だいたい2種類に分かれる。ピッチもフォームも安定して、いかにも走り慣れた人たち。このグループに肥満男女はいない。明らかに70を超えているであろうオッサンでも腹回りはすっきり。皆、快調にタッタッタッタッと小気味いいリズムを刻みながら駆け抜けていく。顔面いっぱいに噴き出た汗もなぜだ、さわやかに見えるぞ。
 もう一つのグループは「走ること、そのもの」が目的ではない人たち。痩せたい。健康を取り戻したい。若かりし頃の幻影を追いかけたい。いずれにしても走ることは手段にすぎないので、走る足もとは覚束なく、息切れ激しく、フォームは無残、リズムはまるで不整脈のよう。もちろん見るからにデブが多い。Tシャツに張り付いてなお体じゅうからしたたり落ちる汗はなぜだ、脂に見えるぞ。(激泣)
 我が身がどちらのグループに属するか、敢えて問わない。自分のことは他人が評価してくれるのだ。()
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リアフリーの大切さが身に染みてわかる歳になりつつあります。
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2011年06月10日

13年連続3万人超え。――[449]生誕19,017日

 1時間ちょいのランニングで一気に体重が2kg減る。減るものなんだと少々驚く。でも体重50kgの人が落とす2kgとは訳が違う。我が身にはそれだけ無駄についてる肉がまだまだべらぼうにあるってことだ。だから2kg減ったからってアイスクリーム3個一気食いなんぞやってちゃ意味ないっすよ、オッサン。
 
 2011年版「自殺対策白書」が閣議決定。2010年の年間自殺者は全国で3万1690人。09年よりは若干減ったが、これで13年連続で年間3万人超え。2011年は東日本大震災・福島第一原発事故の後遺症も大きく影響するだろうから、14年連続の年間3万人超えはほぼ間違いない。毎年毎年このニュースには暗澹たる思いがする。
 
 新国立劇場で『雨』を観る。井上ひさしさんが1976(今から25年前)に書いたこの戯曲、改めて「圧倒的な言葉の力」を思い知らされる。それほどに井上さんは言葉と格闘した人だった。格闘の果てに紡ぎ出された言葉は恐ろしく強靱で揺るぎない。25年の歳月などものともしない。
 『雨』は死にたくないのに自害せねばならなくなる男の話。死にたくないと喚き暴れる人もいれば、死にたい死にたいと心が叫び続ける人もいる。この両者の深い溝をなんとか埋められないものか。死に向かう人を踏みとどまらせる「圧倒的な言葉」は生み出せないものか。
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少々見にくいが、囲いの中にリヤカー。なぜ? 工事に使うのか?それともリヤカーが交通事故?
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