2011年03月21日

一日、稽古のことだけ。――[368]生誕18,936日

 一昨日から「一日、稽古のことだけ」で日々が過ぎていく。有り難く、嬉しいことのはずなのに、「今、芝居をやってていいのか?」という思いはどうしても頭を掠めるので、今は手放しで喜べないのがどうにも辛い。
 だが、これは間違いなく前進。そう我が身に言い聞かせながら、今日も研修生を相手に「違うよ、一回殺していいかな?」などと毒を吐く。(毒は吐かなくていいです)
 今日は遠し稽古を2回。通しで流れのマズいところは何度も返すという地道な作業を繰り返し、ようやく見え始めた『オールド・セイブルック』の全貌。なかなか奥深い話です。(ウディ・アレンの皮肉屋なところは、とても他人とは思えない)
 
 稽古を終えて10時近くに帰路に就くが、新宿の地下鉄は既に人がまばら。節電節電で照明も暗め、モニターも一切点いていないホームは、まだまだ傷跡の深さをひしひしと思い知らされるが、頑張りましょう。今日も。そして明日も。
 「老い日記」続行応援コメント、感謝。どうするか真剣に考えます。何をすべきか。何ができるか。そのことと合わせて。
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紙くずではない。
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2011年03月20日

日はまた昇る。――[367]生誕18,935日

 ようやくエンジンが全開で回り始めたと思ったら、もう既に最終コーナー。そんな状況の今回の芝居にゆとりなんぞあるはずもなく、昨日に引き続き今日も午後1時から9時半までびっちり稽古に精を出す。
 しかし芝居とはつくづく、「人と人とはそうそう簡単にわかり合えないものだよ」、そのことを思い知る作業の連続なのだと思わされる。「普通、人はそんなことはしない」「普通、そんなふうには動かない」とダメだしを言ったそばから、普通って何だ?あなたの普通と私の普通は同じなのか? というジレンマに陥ってしまう。そして、そもそも普通ではない演出家が力説しても説得力はないのだと思い知らされる。(それでも正義は我にありとばかりにフツーではない男は力説しますが)
 
 福島の第一原発にほんの少し明るい兆しが見えてきた(政府が本気で取り組み始めたのは、それだけ実は危険ということかもしれないが)。ただ、計画停電の生活にも多少の順応性が出てきたからか、新宿に出ると、街がいつもの顔を取り戻しつつある。もちろんまだまだ、どこかひっそりとした衣をすっぽりと街全体がまとっている。春、まだ遠し。されど日はまた昇る。
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カネゴンの活躍。11日の地震の際、スピーカーの上から落ちそうになったグラスをカネゴンが倒れながらもその足で際どく守っていた。
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2011年03月19日

2年目も続行?――[366]生誕18,934日

 気がつけば、我が「老い日記」が連載365回に到達。やったね。おめでとー。やんや、やんや。(拍手)
 早いもので、あの胃癌発覚の日から丸1年が経過。日々メタボになりつつ「老い」をますます実感してはいるが、今のところ癌が再発することも大きく体調を崩すこともなく、なんとか今日まで生きながらえている。
 さて、今後どうする「老い日記」。このまま2年目も突っ走るのか?丸1年を機に、また体調に大きな異変があるまで休止にすべきか? 悩むところだ。
 
 初台に向かうべく地下鉄に乗っていたら、ある駅でカップルが乗ってきて、女が我が隣に座り、男が女の前に立った。この二人、周りの人間を人間と認識していないらしく、ラブ注入モード全開のどデカい声で話す。それだけでもイライラするのに、話してる内容が輪を掛けて苛立つ。
 女「最近、ポアするって聞かないね」(おいおい、不謹慎だろ、この時期に)、男「そ−だね」女「オルグも聞かないね」(なんだよ、その脈絡のなさ)、女「オルグってどういう意味?」(オーガナイズだよ)、男「洗脳とかじゃないの?」(ちげーよ)、と女はやおらバッグから電子辞書を出し、「オルグってどうやって調べればいいの?」(だからオーガナイズだって)、女「あ、あった。……構造?構造を与えるだって」(その意味じゃねーよ)
 我が身が降りる駅が来て、やれやれ解放されたと思いながら降りるときに二人の顔をちらっと見たら、明らかに30歳前後。そんなに若いわけじゃない。大丈夫か、ニッポン。
 
 地下鉄を乗り換えると、今度は向かいの席に女流作家の林真理子氏にそっくりな男性が座り、その激似ぶりに目を奪われる。性別を超えてここまで似てるとは。唖然としたままガン見していたら目が合ってしまい、慌てて逸らす。
 
 午後1時から『オールド・セイブルック』の稽古。土日なので今日は計画停電もなく、ゆえにリハーサル室を閉め出されることもなく、本番6日前にして、ようやく本腰を入れた稽古が心置きなくできる。今日は全体像を掴むべく、手つかずだった後半だけをしつこく何度も繰り返し、夜の9時すぎまでパワー全開で突っ走る。東京から逃げ出さず残った面々は皆、やる気満々で、やっぱり気持ちが一番大事だよなぁと、手応えを感じながら稽古場を後にする。
 
 まだちょぼちょぼではあるが、テレビではCMが復活。ユニクロ(本田圭佑)、英会話のAEON(天海祐希)、ダンロップタイヤ(福山雅治)。三つは確認。それに今夜遅く、NHKが「トップランナー」を放送し、ついに24時間震災番組体制から抜け出した。これは前進であろう。
 まだまだ大変だが、頑張ろうニッポン。
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祈りよ、届け。
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2011年03月18日

老い日記[365]――生誕18,933/禁煙318日目

 午後、『又聞きの思い出』の美術打ち合わせ。ウディ・アレンのこの戯曲は相当な曲者で、結局、今日の打ち合わせでは方針が固まらず。上演コンセプトを明確にしていないと、きっと答えが見えない。そういうことだぞ、演出家。
 その後、事務所でそのままオーディション関係の雑用を済ませ、6時過ぎには自宅に帰る。
 
 地震発生から1週間。これまでの自然災害なら既に復興への道筋に事態は移行している頃だが、今回は原発問題をも引き起こしたことで、不安で危険な状態は今なお現在進行形。電力不足、燃料不足、物流不全などなど、ホントに今までにないドミノ倒しのような苦難の連続。なんとか踏みとどまっているニッポン、頑張れ。頑張ろう。
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ぽっかり満月。月の兎は悲惨な日本をどう見てる?
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2011年03月17日

老い日記[364]――生誕18,932/禁煙317日目

 テレビ全局、一斉の緊急特別報道番組から真っ先に通常番組に戻したのはテレビ東京、キー局ではフジテレビだった。このご時世にバラエティ番組をどこよりも早く放送するのは勇気が必要だったことだろう。CMの一切流れないテレビにも、ここは資本主義国か?とやや恐れおののいたが、ようやくCMも復活、と思ったら、流れるのは「AC(民間広告ネットワーク)」の広告のみ。その正確にはCMとは呼べないCMが繰り返し何度も何度も放送されるのも、CMが一切ないとき以上に不気味。早く、キリンビールやらホンダやらユニクロやら、普通のCMが見たい。真っ先に商品広告CMを流すのはどこの会社の何の商品だろう。野次馬オッサンは、今この点に興味津々。
 
 人数は減ったが気分一新、残る1週間あまり、張り切って稽古しようと初台の新国立劇場に向かう。残った研修生も己を掻き立てつつモチベーションを上げる中、楽観演出家もいつもの毒を吐きつつ稽古場を盛り上げるが(かえって皆、げんなりしているのかもしれないが)、夕方になって突如、「稽古を切りあげろ」と通達が入る。なんでも大規模停電になる恐れがあり、政府が計画停電に加えてさらなる節電をテレビで呼びかけたらしい。そのため劇場全体を早く閉めることにしたという。
 一難去ってはまた一難。なんだか、世の中全体が「絶対、おまえらには芝居なんかやらせないぞ」と嘲笑っているかのよう。
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電気を半分にしたJRの駅。幸い、我が杉並区はまだ一度も停電していない。
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2011年03月16日

老い日記[363]――生誕18,931/禁煙316日目

 午前中、書き物仕事に精を出しているところに、新国立研修生で今回演出助手も務めるKから電話。事務連絡の後、ちょっと代わりますと電話に出た別の研修生男子が「僕も東京を一時離れることにしました」とこれまた事務的に言う。「えー、おまえ昨日、俺は頑張りますよって断言してたじゃん」「昨日はホントにそう思ってたんです」「それがひと晩で180度ひっくり返るんだ」「すみません」……。唖然としたまま、午後の劇団協議会の総会のため池袋に向かうと、さらに別の研修生女子から留守電が入って、「急なんですけど、私も香川へ行くことにしました。直接会ってお話ししたかったのですが、もうすぐ出発するので」……。いやはや、恐怖心が募るのはわかるが、それにしても。ただただ唖然。やはり研修生はモラトリアム。責任とは無縁ということか。
 いつもより本数の少ない地下鉄を乗り継いで辿り着いた池袋。午後1時から日本劇団協議会総会。計画停電の影響で出席がかなり少ないかと思いきや、それなりに出席者がいて、さすがに責任ある大人は違うと思う。総会後の演劇人懇談会「文化庁の助成制度について」にはさらに多くの人が出席して、お金が絡む問題になるとさらに違うと思い知る。
 
 その懇談会を途中退席して初台へ。13人の研修生のうち5人も東京から避難し自主降板するという前代未聞の出来事に、今後どうするかを話し合う。なんだか対応策のミーティングばかりに時間を取られて、仕方がないとはいえ、稽古のできないもどかしさに苛立つ。結局、残った8人で一部キャスティングをし直して上演に突き進むこととなったが、大丈夫なのか『オールド・セイブルック』。この芝居以上に現実は不条理な事態に陥りつつあるぞ。
 
 帰宅してメールチェックすると、福島県いわき市在住のIさんから「無事です!」とメールが。地震発生以来まったく連絡が取れず本気で心配していたのだが、ほっとひと安心。だが、Iさんからのメールは切実で、なんだかんだ言って、まだ稽古ができている我が身は平和ボケなのかと複雑な気になる。
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『オールド・セイブルック』の稽古場。幻の公演に終わるのか?
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2011年03月15日

老い日記[362]――生誕18,930/禁煙315日目

 10時半と12時、二つの打ち合わせがともにキャンセルになり、なんだか世の中すべてが「それどころではない」空気が蔓延し始めている。
 朝8時半近くに制作担当の研修生Kから電話があり、何事かと思って出ると、「福島第一原発2号機が爆発したんです。1号機2号機の時とはワケがちがうんです。僕はシーンスタディ発表公演の中止を上に掛け合います」と何かに取り憑かれたようにまくし立てる。「僕は大阪にしばらく避難します。放射性物質がきてからじゃ、パニックになってどこにも逃げられなくなりますよ」「いや、君が全体の中止を掛け合うのはおかしな話だよ。君が不安で降板したいのなら、そう掛け合えばいいだけの話だよ」「ああ、そうですね。わかりました、そうします」
 午後、初台の稽古場に行くと、そのKは既に大阪に向かったらしく姿がない。その行動の速さにも少々あっけにとられる。おまけにシングルキャストだった別の研修生も「避難するのでしばらく来ません」と連絡があったらしい。これで3人が芝居から降りたことになる。いやぁ、びっくりだ。
 もちろん安穏とできる事態でないことはわかっている。政府発表でも漏れ出た放射線は「身体に影響を及ぼす数値であることは間違いない」と発表。事態は日に日に深刻になっている。だからといって今、東京から逃げるか?改めて我が身に問うてみるが答えはNOだ。なぜだろう。日本はそこまで無力ではないとどこかで信じているからなのか? 楽観的すぎるのか? 
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それでも花は咲き、季節は巡る。
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2011年03月14日

老い日記[361]――生誕18,929/禁煙314日目

 余波はとどまることを知らない。案の定、計画停電の影響で都心の交通機関は大混乱。11日の帰宅難民同様、出社難民が朝は駅に溢れかえった。
 福島第一原発は一昨日の1号機に続いて、今日3号機が水素爆発。相変わらず東京電力の記者会見は要領を得ず、当事者がよくわかっていないという事実に不安が募る。
 
 新国立劇場に向かう直前、研修生の制作担当K君から電話が入り、「計画停電の影響で2人、稽古場に来られないので休みです」とのこと。おまけに、「みんな不安を抱えていて、そもそもシーンスタディ発表公演をやるかどうかでさまざまな意見が出ている」と言う。
 稽古場に着いてすぐにミーティングを行うが、女子の一人は母と兄が九州に一時的に避難すると決めたらしく、「家族と離れたくないので私は帰ります」と自ら降板を宣言。ほかのメンバーは、「この先どうなるかわからないが、やろう」と気持ちを一つにして確認しウォーミングアップを始めたところ、スタッフワークを監修サポートしてくれる技術部のOさんがやってきて、「新国立劇場は3月いっぱい、すべての公演を中止すると決まった」と言う。その影響で、シーンスタディの発表も観客を呼ぶのはNG、スタッフワークについても舞台設営NG、照明使用NGという決定に。一様に、しょうがない……という空気が流れるも、自分たちのスキルアップのためにできることをやろう、と9時半まで稽古を続けたが、先が見えない状況が続く。
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明日、初日を迎えるはずだったオペラ公演『マノン・レスコー』も中止。幻公演となったチラシ。
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東京メトロの券売機も節電。いつまで続く?
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2011年03月13日

老い日記[360]――生誕18,928/禁煙313日目

 死者は恐らく30000人をはるかに超える。マグニチュードが8.8から9.0に修正され(世界史上4番目の規模)、NHKが「東北関東大震災」と名づけた今回の地震と津波の悪夢。丸二日たっても安否不明者が信じられないような数で報道され、あちこちで孤立が確認されている人も相当数にのぼる。
 おまけに昨日、1号機が水素爆発を起こし、それでも重大な事態ではないように発表されていた福島第一原発が次第にトンデモナイことになっている。放射性物質が漏れることはないと断言していたにもかかわらず「被ばく者」が出現、「除染」だの「セシウム」だの聞き慣れない言葉が飛び交い、さらに事態が悪化することを十分に予見させるが、記者会見に臨む東京電力は責任回避からなのか曖昧な答弁に終始し、政府も冷静さを呼びかけるだけで、「実際、どういう状況なのか?」は断片的にしか伝わってこない。
 思えば2008年に上演した『流れる庭―あるいは方舟―』は我が国の危機管理能力の低さに警鐘を鳴らした芝居だったが、やはりそうであったか、というより、想像よりもはるかに危機管理能力はない。
 さらに東京電力では、明日から首都圏の自治体を5グループに分けて順番に停電させる「計画停電」を実施するという。鉄道はどうなるのか?病院はどうなるのか? あまりにも唐突で準備する時間もなく混乱に陥ることは必至だろう。
 どうなるニッポン。これ以上、被害と混乱を食い止める手だてはないのか?
 
 今まで経験したことがない「何かよからぬこと」が次々に報道され、嫌でも不安感を煽られるが、典型的日本人ゆえ危機意識の低い演出家は、今日を逃したらチャンスはないと、どうしても観たかった映画『英国王のスピーチ』を観に行く。
 不謹慎? いやいや日常的に振る舞うことこそ大事と我が身に言い聞かせつつ映画館に入ると、予想に反して館内はほぼ満席。危機意識の低いたくさんの同志を得て、存分に映画を楽しむ。『英国王のスピーチ』、間違いなく傑作。2時間があっという間に過ぎ去り、元気をもらって帰路に就く。
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計画停電を知らせるテレビ。恐らく、混乱必至。
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2011年03月12日

老い日記[359]――生誕18,927/禁煙312日目

 深夜までニュースを気にしていたが、3時間で目が覚める。朝になってもテレビは各局、ひっきりなしに被害状況を繰り返す。昼前になって外に出ると、街は昨日の騒ぎが嘘のように日常に戻っていて、その回復力にかなり驚く。いや、爪痕はいくらかは見受けられる。恐らく手作りの竹で編んだざるやら竹箒やら、おじいちゃんの職人芸が垣間見えた近所の小さな生活雑貨の店に「KEEPOUT」の無情なテープが張られている。地下鉄丸の内線に向かえば、今なおダイヤが乱れているため時刻の表示がない。そして何より、スーパーやコンビニから食料品が姿を消している。中でも弁当、おにぎり、サンドウィッチ、パンの類はものの見事になくなっている。たぶん、物流がSTOPしているのだろう。そうか、こういう形で余波は広がるのかと改めて思うが、いや、それにしても回復力には目を見張る。
 そうかと思えば東京の回復とは裏腹に、津波の直撃を受けた東北3県の被害状況の深刻さも時が経つに連れてあらわになっている。丸ごとが呑み込まれて一瞬にして壊滅した町。砂浜に200から300の遺体が打ち上げられた町。今なお10000人もの安否がわからない町。……想像が追いつかないほど深刻さが明るみに出てきている。
 
 今日の稽古は予定通りできるのかと少々不安を覚えながら初台へ向かったのだが、なんてこともなくフツーに稽古は始まる。しかし今日は研修生たちがシアターコクーンに『日本人のへそ』を観に行く予定だったのだが、その芝居は中止に。じゃあ、遅くまで稽古するかと思えど、リハーサルルームを使用しているのは我々だけらしく、予定通り、6時には稽古を終える。
 
 今日もテレビのキー局はどこもCMを流さず、ひたすら災害情報を流し続ける。東京の街に出かけると異常さはほとんど感じないのに、テレビでは異常事態を報道し続け、非日常を突きつけてくる。このギャップがなんだか恐ろしい。
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我が家近くの店に「KEEP OUT」が。倒壊の恐れあり、と判断された模様。店主のおじいちゃんは今どこに?

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上の写真の貼り紙のアップ。
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2011年03月11日

老い日記[358]――生誕18,926/禁煙311日目

 新国立劇場地下2階のリハーサルフロア。その一室で午後1時半からウォーミングアップを始め、2時半過ぎに休憩に入る。喫煙所でネオシーダーを吸っていると、あれれ?ゆーらゆら、建物が左右に揺れ始める。「地震だ」「大きくね?」「長いな」「これ、ヤバんじゃね?」。揺れのストロークがやたらと長く大きい。一緒にいた研修生3人と地下2階の中庭に出ると、あちこちのリハーサル室から、わらわらと人が出てくる。アップ後に衣裳パレードの予定だったので、着替え途中だった研修生たちも不安げな顔で飛び出してくる。『ゴドーを待ちながら』の稽古中だった橋爪功さんや石倉三郎さんらもいる。外に出てからも揺れは何度も続き、なかなか収まりそうにない。
 随分たってから、「全員、1階のエントランスに避難するように」と指示が出る。取りあえず、ジャージ姿のまま財布だけ持って1階まで上がって外に出ると、すごい数の人がたまっている。なんでも中劇場ではオペラ研修生の終了公演の真っ最中だったらしく、あと5分で休憩というところで地震が起こり、公演は中断して観客も全員外に出された模様。外に出てからも揺れは何度もぶり返すように続く。
 研修生の一人に宮城出身の男子がいて、青ざめた顔で実家に電話を入れるがまったく繋がらない。携帯でワンセグを見ている人から、「お台場でビルが燃えている」「仙台空港が浸水」「交通機関はすべて止まっている」「マグニチュードは8.8」などと断片的に情報が入るが、全体像はまったく掴めない。研修生たちは地下に戻って稽古する気満々なのだが、「安全点検のため待機」ということだけが伝えられ、じりじりと時間だけが過ぎていく。中劇場に入ってすぐのところに公演案内を表示するモニターが6つもあるのに、テレビの役割は果たさないのでまったく役に立たない。劇場側の人がようやくテレビを1台持ってくるが、画面は小さく、もはやほとんど誰も寄りつかない。
 結局2時間以上も待機した挙げ句、5過ぎに「地下リハーサル室はすべて閉める」との指示があり、研修生ともどもエレベーターが止まっているので階段で地下2階に下りて、ホントは着替えてすぐにまた上がらないといけないのだろうが、せっかくだからと急いで衣裳パレードをこなす。とはいえ、じっくり検討する時間はないので、まるでコソ泥のように、「はい、Aチーム並んで。なんかショボい。ポロシャツの色が変」「はい、じゃBチーム。ジェニー役、エロすぎる。ホスト夫婦役、貧乏くさい」などとダメを出し、ダブルキャストの2チーム両方を無理やり終わらせる。
 1階に戻ると、明日の連絡だけを確認して今日は解散。とはいえ、交通機関はJRも地下鉄もすべて止まっているので帰りようがなく、解散してもみんな1階ロビーに佇むのみ。バスは動いているらしいが、ワンセグで道路情報を見ると、主要道路のほぼすべてが渋滞を示す赤色で塗られている。研修生3人と食事しながら復旧を待とうとガストに行くが営業中止の貼り紙。さらに足を伸ばしたデニーズに至っては電気が消えている。こりゃどうしようもないと諦め、研修生と別れて、ついに18:38、我が家まで徒歩で帰ろうと一人で歩き出す。
 ところが甲州街道はすごい人。車も大渋滞。いわゆるこれが「帰宅難民」というやつか、以前テレビの災害シミュレーション番組で見たことあるぞと思いつつ、これでもかと人であふれる鋪道をせっせと歩く。甲州街道を初台から幡ヶ谷へ。そこから中野通りに曲がると、かなり人が減る。よっしゃ、歩きやすくなったぞと張り切って進もうとするが、既に足が痛くてシャカシャカ歩けず、我が「老い」を思い知る。東京に出てきて25年。こんなに長い距離を歩くのは初めて。ほんとに現実にこんなことが起こるんだと噛みしめながら、ようやく青梅街道に出ると、またもや甲州街道に負けず劣らずのすごい数の人。皆、黙々と歩いているが、既に歩行者は車道にまではみ出している。19:18、杉並区に到達。おお、ゴールは近いぞと我が身を奮い立たせ、さらに20分歩いて、ついに我が家近くのスーパーに辿り着き、安堵の溜め息とともに買い出しのため店内に入る。結局、徒歩で約1時間。長かったような短かったような。
 帰宅してテレビをつけると、東北地方の被害が甚大。トンデモナイ状況なんだと今さらながら我が身に言い聞かせる。津波が家を次々に呑み込みながらすごいスピードで地面を覆い尽くしていく映像に目を見張る。押し寄せる津波の先の道路には走っている車もあるが、映像は悪夢のような泥水がその車に辿り着く前に切り替わる。恐らく車を呑み込んだ様子も間違いなく撮っているのだろうが、生々しすぎて自主規制しているものと思われる。それにしても民放すべて、どこにチャンネルを合わせてもCMが一つも流れないという状況が何よりも異常さを物語っている。いったい何人の命が奪われたのか。家にいても気もそぞろな時間が過ぎていく。
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新国立劇場の外に避難。
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1階ロビーには多くの人がなす術もなく佇む。
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甲州街道は大渋滞。わかりにくいかもしれないが、左側の鋪道では帰宅難民が大移動。
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2011年03月10日

老い日記[357]――生誕18,925/禁煙310日目

 コント55号の坂上二郎さん、死んじゃった。死因は脳梗塞。二郎さんの歳に追いつくにはまだまだ四半世紀はあるものの、「明日は我が身」と本気で思う。
 それにしても萩本欽一さん、見事だった。群がるぶら下がり取材の記者たちに、「皆さんの前では泣きません。二郎さんと二人でお空のほうを見て、それから独りで泣きます」。さらに記者たちに向かって、「坂上二郎を愛してくれてありがとうね」。ぐっと来る言葉の連続に、それだけでもう、うるうるしながら、こんなこと咄嗟になかなか言えないよなぁ、と改めて欽ちゃんの才能の凄さを思い知る。
 
 今日は初台ではなく、西新宿の芸能花伝舎で稽古。時間もないし、たったか行くぞおと思ったのも束の間、セリフを吐かれるたびに「違う、違う」と引っかかり、結局、少しも進まない。なんだか、我がワンツーワークスの稽古といい、終わったばかりの劇団朋友の稽古といい、このところずーっと若手俳優との闘いに明け暮れて、もう残りわずかなエネルギーを不毛に費やし続けている気がする。いいのか、こんな晩年で。
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木に群がる。
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2011年03月09日

老い日記[356]――生誕18,924/禁煙309日目

 スタッフ会議に時間を費やしていた新国立研修所の稽古がようやく本格的にスタートするが、実際に立ち稽古を始めてみれば、こりゃ予想以上に大変だぞと一気に青ざめる。しかも今回は短期決戦。25日・26日の本番まで、あと2週間しかない。上演時間約50分と短い作品とはいえ、A・B、2チームのダブルキャストなので実質、2時間弱の芝居とさほど変わらない。間に合うのか? ねぇ、間に合うの?ホントに間に合うの?
 急激に焦ったからではないのだが、今日は目一杯、9時半まで稽古して、退出ギリギリの10時近くに初台を出る。
 
 研修所のシーンスタディの今年の演目は『オールド・セイブルック』。脚本はこれまたウディ・アレン。なので我が身は、『オールド・セイブルック』『又聞きの思い出』と、これから約3カ月はアレン祭り。ウディ・アレンなら俺でしょ?とばかりにエキスパートを目指しますぞ。ウディ・アレン、76歳。老いてなお、あふれ出る創作意欲。負けられません。(気持ちだけは)
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『オールド・セイブルック』のチラシ。
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2011年03月08日

老い日記[355]――生誕18,923/禁煙308日目

 午前中は書き物仕事に精をだすが、公演が終わってひと段落したのを見計らったかのように、いっぺんに大量に、これでもかこれでもかと仕事が届いてくるので、やれどもやれども少しも仕事は減っていかない。じっと手を見る。(手は見なくていいです、仕事をしましょう)
 昼から初台へ。新国立研修所のシーンスタディの稽古はウォーミングアップの後、今日もスタッフ会議にかなりの時間を取られる。出演者(=研修生)自ら何もかもこなさなければならないこのシーンスタディは相当過酷。この期間、この稽古だけに没頭できる環境ならまだしも、彼らはほかの授業の発表なども抱えてスケジュールも頭もパンパンのよう。結局、今日は読み合わせをひと通りやるのが精一杯。
 
 7時すぎに初台から新高円寺に移動し、今度はワンツーワークスの基礎稽古。若手の天敵Oは松葉杖生活ゆえほとんど見学なので、残る若手に思う存分、毒を吐く。吐けども、若手は若手で毒に免疫ができてきたのか、あまり響いてない様子でそのじれったさが拍車を掛けてさらに毒を吐く。あのね、毒を吐くのもパワー要るし疲れるんだから、君らさっさと上手くなりなさい。困るよ、ホントに。と、毒が効果がないとみるや老獪演出家は一転て愚痴を垂れる。(つくづく嫌な性格です)
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次回は『又聞きの思い出』。チラシも完成。あのー、又聞きでも思い出になるもんですか? 
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2011年03月07日

老い日記[354]――生誕18,922/禁煙307日目

 ああ、急がないと間に合わない。今日から新国立劇場演劇研究所5期生とのシーンスタディの稽古が始まる。初日に遅刻はマズいだろ。我が身に言い聞かせつつ事務所でテキパキと仕事を片づけるべく動き回っていると、机の脚に思い切り左足の小指をぶつける。……痛くてしばし動けず。こりゃ折れたかと靴下を脱いで確かめるが、なんだか痺れたように指の感覚がない。折れてはいないようだが、ずーんと痛い。ずーんと。
 なんでこんな目に遭うんだ? これ何の罰だ? と我が身を振り返りながら初台に到着。足の指をかばいつつウォーミングアップを始めれば、また少し体が動かなくなっている自分に唖然とする。そうですか、こんなに硬くなりましたか。前屈、腹の肉が邪魔で頭が足につかなくなりました。背筋、背中がバキバキに硬くなって上体を引き揚げるのに息切れします。腰割り、膝が痛くて体重を乗せられません。――軽い絶望。いやいや、これを軽いと思うからいけない。これは底なしの絶望だ。危機管理意識を持って自己改善に当たらねば。(まだ間に合うかどうかは知りません)
 稽古初日はスタッフワークのプランのプレゼンでほとんど時間を使い果たし、初日だというのに台本読み合わせもなく終了。これは先が思いやられる展開だと大いに嘆くが、その前に我が体をなんとかしなければ演出家として立つ瀬がない。今一度、心して目指せ、歌って踊れる演出家。
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隠れきれません。あるいは、穴があったら入ります。
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2011年03月06日

老い日記[353]――生誕18,921/禁煙306日目

 書き物仕事に一日追われる。雑誌編集の仕事に、手続き書類の山。我が身の処理能力の遅さを呪いながらも、ちまちまちまちま、一つずつ仕上げる。それにしても役所関係の書類はどうしてこんなに細かく面倒臭いんだ?え? そんなことまで必要なの? 民間じゃ絶対にそんな煩わしいことさせないよ? 声を大にして言いたいが、誰に言えばいいのかわからないので、黙って書類にちまちま向き合う。おまけに忙しさにかまけて確定申告をほったらかしていたので、こちらの必要書類や領収書等も急いで整理し、あとは税理士さんに丸投げする。(整理したんなら最後まで自分でやりなさい)
 
 草加市にある劇団の倉庫の片づけも劇団メンバーにお任せして丸投げ。我が家のスペースを占拠していた劇団関係の物も事務所に移したので、おお、こんなに広かったですかと我が家は少し空間にゆとりができたが、我が個人の物で不要な書類をまだまだ山のように蓄え込んでいる。この際、一気に片づけて快適広々空間を生み出したいのだが、これがまたなかなか片づかない。「えーい、この段の棚の物、全部要らない」と捨ててしまっても恐らく何も困らないのだろうが、その勇気がない。結局、ちまちま書類に目を通しつつ取捨選択するので、ファイル1冊片づけるにも相当な時間がかかる。不毛だ、これは不毛だと思いながらも、ほかに手がない。この思い切りの悪い性格、なんとかならんか?(なりません)
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お気に入りのシリーズ広告。もはやネタが尽きたか?
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2011年03月05日

老い日記[352]――生誕18,920/禁煙305日目

 このところ短い睡眠で目が覚め、日中は生あくびを噛み殺すという実に不合理で不摂生なライフサイクルから脱却できない。このまま不合理で不摂生に死んでいくのか。それはあまりに不条理というものよ。
 ということで午後、新国立劇場マンスリープロジェクトの演劇講座「『ゴドーを待ちながら』徹底解剖」に出かける。講師は早大教授の岡室美奈子氏。これが滅法面白く、2時間があっという間。不条理演劇のバイブルと言われるこの戯曲を、なるほど、そこまで突っ込んで分析したことはなかったなと話を聞きながら感心することしきり。やはり何事も、深く深く沈思黙考しなければ確かなものには手が届かないのだと、すぐに考えることをやめて現実逃避に走る我が身に何度も言い聞かせる。
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見上げれば飛行機雲。何年ぶりに見ただろう?
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2011年03月04日

老い日記[351]――生誕18,919/禁煙304日目

 午後、シンポジウム「芸術団体への支援制度について」にパネラーとして出席。なんだか人前に出て、したり顔で国の文化政策に物申す我が身が自分で恥ずかしい。我が身は文化人ではなく、ただの演劇好きのオッサンです。どうか、論客ではなく演出家として我が身を呼んでいただきたい。マジで。
 夜はワンツーワークスの基礎稽古が今日から再開。少人数ながら、おお、こここそ我が母体と、若手相手に何の遠慮もなく毒を吐きまくる。毒を吐くごとにみるみる我が身は健康になっていく気がする。ストレス発散?
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シンポジウムのチラシ。もう終わったので意味のない写真ですね。
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2011年03月03日

老い日記[350]――生誕18,918/禁煙303日目

 睡眠3時間で6時半に目が覚め、る。確実に老人ライフのサイクルに移行している。間違いない。くわばらくわばら。
 朝から会議で西新宿へ。「演劇と社会委員会」。学校教育に於ける演劇の生かし方は、効果があるのは間違いないが、学校との連携方法が手探り状態なので先が見えてこない。
 会議は意外にも正午には終わり、その後はまっすぐ自宅に戻って溜まっている書き物仕事をわっせわっせと片づける。
 夜は東京芸術劇場に「NODA MAP」の『南へ』を観に行く。睡眠3時間ゆえ舟を漕ぐかと思いきやノンストップで2時間強、じっと見続けるが、心は躍らず。
 観劇後、同行した松葉杖男Oと近くの居酒屋に入る。酒をあおりつつ芝居の愚痴をまくし立てたい気分をぐっと抑えて、今夜は中ジョッキ1杯だけで烏龍茶に切り替える。酒を飲みたいという重いが著しく減ったこと。なのに太って増えた体重はなかなか減らないこと。ほんとに癌の手術をして、すっかり体が変わったような気がする(気がするだけだが)。
 
 12時すぎに帰宅するや、久しぶりに作家のM(かつてのテレビの構成作家仲間)から電話が――。「わかる?」という第一声に、こっちは携帯電話の表示を見てから出てるんだからわからぬはずはないが、そのことには触れず「わかるよ、久しぶり」と答える。だが久しぶりの声は元気がない。そういえばMは昔、夜中の3時頃に電話をかけてきて、いきなり、「今、誰かと話さなかったら気が狂いそうだった」と言ったことがあった。今は原稿の締切ではなく家族の介護に追われてまいっているらしい。歳を取ると悩みの種は変わるが、人は苦労しながら生きることから逃れられないのだなと、ひしひし思う。
 そういえば夜中、NHK「クローズアップ現代」が自殺を取りあげていて思わず見入る。『誰も見たことのない場所』で自殺の芝居を手掛けて以来、自殺には知らず知らず我が身のアンテナが反応する。で――「境界性パーソナリティー障害」。この番組で初めて耳にした言葉。なんでも「うつ病」よりも自殺を招く確率が高い(67%!)精神疾患らしい。「見捨てられ不安が強く、感情のコントロールができず、自傷行為に走る」という症状があり、20代・30代に多いという。ちょっとこれは新たに取材をする必要がありそうだ。
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寒空。寒暖の差の激しさは、老いのみには死の宣告。
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2011年03月02日

老い日記[349]――生誕18,917/禁煙302日目

 公演が終わって久々に爆睡するつもりでいたが、朝が来ればさっさと目が覚める。それで体の疲れが取れていれば文句はないが、いざ起き出してみると全身がだるくて重い。いったい健康おじいちゃんになるにはどんな生活を送ればいいのやら、さっぱりわからない(芝居をやめることですな)。
 昼過ぎから劇団のハイエースでベテラン俳優Oと事務所の備品を諸々買いに出る。ホームセンターにいざ出かけると、必要もないのにあれもこれも欲しくなり、老いてなお物欲旺盛な我が身の身勝手さを他人事のように不思議に思う。数々の物欲と闘いつつ、どうしても事務所入り口に置きたかった観葉植物だけは、ようやくお気に入りを見つけて購入。歳を取ると限りある我が命を思い知り、それで命ある植物を愛でるようになるのだと何かで読んだ記憶がある。まさに。
 
 物欲の戦利品を持って夕方、事務所に行くと、昨日で演出助手からお役御免になった若手Oがびっこひきひき作業中。なんでも奴の足は靱帯断裂ではなく、骨折だったとのこと。加えて靱帯損傷もあるとか。診察に行くたびに診断結果が少しずつひどくなる。その病院、大丈夫なのか?
 夜はようやくそれらしいスペースとなった事務所で劇団のミーティング。ほとんど誰も積極的な意見を言わないので、苛立つ演出家だけが老人の繰り言のように、ぶつぶつと独りで喋り続ける。
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購入した観葉植物。細く真っ直ぐ伸びた奴が好き
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